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テレビがやってきたら、投げ銭キッチン大パニック!!!の巻w |いつだれ物語 #07

福島県いわき市で、もらった食材を活用して、お代はいくらでもOKの投げ銭制でお送りしているいつだれkitchen(以下、いつだれ)note 第7話。
前回は、いつだれのコンセプトや「お代は投げ銭制」誕生の話。
今回からいよいよ2019年4〜6月のお試し営業、7月以降の本格営業と、オープン後のいつだれやお越しになった方々との物語がスタート!

2019年4〜6月 お試し営業

フェイスブックやスマホに残されている写真から当時を振り返ってみたいと思います。

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2019年4月23日の写真。記念すべきお試し初営業日。湯気もうもうなモヤシ炒めが、いつだれっぽさ全開w。テーブルもカウンターまわりも物が何もなくて、非常にさっぱりしていますね。

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こちらは、5月の様子。料理の品数もお越しになられる方の数もグッと増えてますね、4月に比べると。料理の品数が増えているというのは、それだけ、色んな方に色んな食材をお寄せ頂けてるということ。今も当時も、感謝です。

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この頃、いつだれの看板パネルとエプロンが出来ました。おかげで、徐々にそれっぽい感じ、それっぽい雰囲気になってきました。

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はい、6月に入って、いよいよお魚の登場です!野菜だけだったいつだれメニューに動物性の栄養と旨味がやってきましたよー。そして、お越しの方々も、老若男女ごちゃまぜに相席している、コロナ前のTHEいつだれって感じでしたね。

集まるのは、食材だけでなく、、、

おかげさまで4月、5月、6月と順調に、食材も多く寄せられるようになり、お越しになられる方々も多様でごちゃまぜになっていく中で、食材ではないものも寄せられるようになってきました。お皿や器などはお店でありがたく使わせていただいてるんですが、それを上回る量が集まるようになってきまして、

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右の写真のように、食器もおすそ分けで、欲しい方に自由に持って行ってもらおうということになりました。食材だけでなく、”誰かの要らないが、誰かの欲しい”になっていて、我ながら、いつだれ、いい感じっすねw。
また、いつだれには時計がなかったので、ゆるく募集したところ、レトロないつだれにどうでしょうということで、100年経ってる古時計が寄贈されましたー!ちょっとお年をめしているので、「なんで、今?!」みたいな時に鐘が鳴りますが、いつだれの壁にかかっていますので、機会がありましたら、是非ご覧ください。

やって来ましたよ、テレビが

2019年7月25日木曜日。いつだれ営業日に合わせて、福島中央テレビの「ゴジてれ」が取材に来てくださいました。この時は、「やったー、テレビに取り上げてもらえるぞ」ぐらいにしか思っておらず、のちにあんなことになるとは、夢にも思っていなかったのですw

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で、8月20日に無事OA。多くのお問い合わせもいただき、結構、来る人増えるかなあなんて言ってたら、間髪置かずに、8月24日、24時間テレビの福島ローカルで、再び同じ収録が流れることに。
一週間の間に2回テレビで放映され、しかもそのうちの一つは、ローカル版とはいえ週末の24時間テレビ。
いつだれには今も固定電話がなく、代表の中崎かイガリの携帯番号が掲載されているんですが、かなりの数の電話が鳴ったことを覚えています。
で、こう!

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あまりの人の多さに、思考停止。写真を撮る暇もなく画像でお伝えできませんが、8月末の残暑真っ盛りの中、いつだれに入れきれない方々の列が店の外までずらっと並んでいて、熱中症で具合が悪くならないか心配になるほどでした。その数、150〜200名ぐらいだったかと。当時のフェイスブックをみますと、↓こんな投稿が。

【臨時終了のお知らせ】
本日大変多くのお客様にお越し頂いておりまして、食材が底をついてしまいました。大変申し訳ございません。午後1時をもってお食事の提供を終了させて頂きました。皆様にはご不便をおかけし大変申し訳ありません。

今もあの時のことは、スタッフの間では語り草となっていて、度々、話題に上がります。
いつだれは、いくら入れても、なんなら入れなくてもいい”投げ銭制”なので、集客とか売り上げとか営利という概念が最初からありません。
それでも、
①いつだれkitchenという食の居場所があること
②どういう思いで運営しているかということ
③あそこに行けば、誰かと何かが食べれるかもしれないと思ってくれる人に届くこと
④あそこに持って行けば、この食材が誰かのためになるかもしれないと思ってくれる人に届くこと
こんなことを多くの人に届けて下さった福島中央テレビには感謝しかありません。本当にありがとうございました。

一方、自分たちがプロの飲食ではないこと、4月からのお試し営業から4ヶ月目でこんなに多くの方々へ対応したことがなかったこと、そもそものいつだれのキャパを超えていたであろうことなどを、申し訳なかったなという気持ちと共に、痛感させられた出来事でした。

対応、説明、材料の限りの追加調理、お断り、謝罪、目が眩むほどの量の皿洗いと、あしたのジョーよろしく真っ白い灰になり、疲れで半開きの口から「テレビ、ハンパねぇな」と呟きながら、遠のく意識の中で、いつだれらしいキャパ、いつだれらしい距離感、いつだれのあり方について、思いを馳せる機会となりました。
オープンから怒涛の4ヶ月の話、お読みいただき、ありがとうございました!次回もまたお読みいただけると嬉しいです。

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