縦の糸と、横の糸。ふたつが織りなされ、こうしてわたしがいる。
今日は「糸」を観に行きました。
菅田将暉さん・小松菜奈さんが主演を演じる、中島みゆきさんの名曲「糸」を元にした作品。
この映画を観て、歌を聞いて、わたしの家族・ご先祖様・お友達など、出会ってくれたみんなに心から感謝が溢れてきた。
わたしに心に響く、歌詞の一部分。
縦の糸はあなた
横の糸はわたし
織りなす布はいつか誰かを
暖めうるかもしれない
縦と横の糸(両親)が出会い、わたしがこの世に誕生した。縦と横の愛が糸を紡ぎ、ひとつの布を織りなした。それが、こうして今日という日を生きるわたし。
「出会い」って、過ぎゆく日々の中で当たり前のことのように感じるけど、ものすごく尊いこと。
わたしの両親が出逢っていなければ、わたしはこの世に存在していない。父と母の両親が出逢っていなければ、ふたりもこの世にいない。そうなると、わたしもこの世に存在していなかった。そうやって辿っていくと、誰かひとりでも、そして、何かひとつでも欠けていたら、今のわたしがいなかったことに気がつく。
ご先祖様に感謝が湧いてくる。皆様のおかげで、こうして今日を生きるわたしがいます。大切な命を、ありがとうございます。
今日という日を生きるわたしたちは、みんな同じ。何かがたったひとつでも欠けていたら、この世に誕生していなかった命。数えきれないほどの精子と卵子のデッドレースを勝ち抜いてきた、選ばれし者がわたしたち。生まれてきただけで、奇跡。
そして、一人にたったの1秒だけ会ったとしても死ぬまでに世界中の人と会うことはできないって言われている。その中で、顔を合わせて、お話をして、同じ時を過ごす。それも、とてつもない奇跡。当たり前のようで、そうでない、とてもありがたいこと。
「あの時ああしたから、今がある」という経験はきっとあるはず。これまでに起きた嬉しいことも悲しいことも、全てが密接に折り重なり、「今」というこの瞬間ができている。
そのように、ひとつひとつの目には見えない糸が出会い、密接に重なり合い、ストーリーが生まれる。それが、人生。
これからもそのことを忘れずに、過ぎゆく時を大切に、ありがたく生きていきたい。
ご先祖様、両親、お兄ちゃん、お姉ちゃん、お友達、こうして記事を読んでくれているあなた。わたしという糸と出会ってくれて、心から、ありがとう。
た す く。
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