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インド旅行記 #11【あの時計台へ】



ジャイサルメール 、ジョードプル、ウダイプル、ジャイプール、リシケシュ、バラナシの6都市をわたしが旅した中で、遺跡に関してはジョードプルが一番好きだった。



ジャイサルメールからジョードプルに着いてからは、車の多さから街の大きさまで、規模がいきなり大きくなってすごく驚いた。ジャイサルメールもクラクションは常に鳴っていたけど、この街はそれとは比べ物にならない。感覚的には "地方でのんびり暮らしていたのにいきなり渋谷交差点に投げ入れられた" そんな感じだった。基本的に都会が苦手なわたしは、街のエネルギーに圧倒された。



着いてすぐは、心がうまく休まる気がしなかったからこの街をすぐ出ようと思っていたけど、この街の遺跡に魅了されて、好きになった。わたしが最初に訪れたのが、時計台。幼い頃にワンピースを見ていたので、アラバスタ編に出てきた時計台を実際に見ることができることにすっごくウキウキしていた。



時計台の周りにはマーケットがあり、人々で賑わっていた。


入り口から見える時計台にすごくワクワクした。


そして遂に、目の前に。あの時計台が、、、

わたしが思い描いていた時計台より、規模は少し小さかった。でも、その美しさはわたしの想像を超えていた。



実際に中に入ることもでき、とても興奮した。中には、代々この時計台を切り盛りしているという家系のおじいちゃんがいた。狭い螺旋階段を一歩ずつ上へと進む。一番上に辿り着くと、時計の裏側が少し曇ったガラス越しに見える。



他の人が後ろで待っていたこともあり、さらっと見てまた階段を降りた。でもやっぱり、もっと時計の裏側をじっくりみたい自分がいて、また上へと階段を登る。



おじいちゃんに「もう少し見てもいい?」そう聞くと、快く中を見せてくれた。今度はガラス越しではなく、ドアを開けて、直接中を見せてくれた。他の観光客のときはドアを開けなかったのに...! やっぱり笑顔でいると良いことがあるなぁ。

まさか、こうして時計の裏側を間近で見ることができると思わなかったので、すっごく嬉しかった。



時計台を切り盛りする、そんな素敵なおじいちゃんが、彼。


この時計台からの眺めもすごく好きだった。


おじいちゃんが「写真を撮るからそこに立って!」というので、お言葉に甘えて、パシャリ。

かわいく撮ってくれた。ありがとう、おじいちゃん。



時計台を後にしたわたしは、次の目的地へ。最初は苦手に感じた都会の雰囲気も、街を一歩一歩進む度になくなっていった。



ジョードプル、素敵な街。



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