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2023香港旅行 エビワンタン麺を食べまくる4泊5日


Day1 :20年ぶりの香港へ!

JAL 夜便で出発

4泊5日の香港旅行。といっても日本を夕方出発し、帰国便は現地を朝出発なので、滞在はほぼ3日間。
20年ぶり2回目、の香港だけど、初回は半日、尖沙咀の付近をうろついただけなので、実質ちゃんと観光するのは初めて。ゆえに、香港初めまして的な要素盛りだくさんの旅に。

今回の目的は、①変わりゆく香港を早めに見ておきたい ②憧れのペニンシュラ香港に宿泊する③飲茶と海老ワンタン麺を食べまくる、こと。

17:15 羽田発JAL便。現地到着は21:20予定なので、出発前にラウンジでしっかり腹ごしらえし、着いたらもう寝るだけの予定。

SAKURAラウンジで、安定のカレーと牛丼を。

どっちも食べたくて迷いがちなので、それぞれミニサイズで頼めるところが素晴らしい。しかし19:30ごろ機内食も出たので、完全に食べ過ぎな…。

香港到着

21:26 香港国際空港着。
空港からMTRエクスポートプレス(事前購入しQRで入場)、九龍駅からタクシーでホテルへ。タクシーでは英語が意外と通じない香港。
もう寝るだけなので、アクセス重視の尖沙咀交差点付近の「ホリデイイン ゴールデンマイル」に。あの有名な重慶大厦のすぐ並び!

ビルの入り口は本当にインド人だらけの重慶大厦

『深夜特急』を読んであの香港バックパッカー旅に憧れた世代としては、「重慶大厦(チョンキンマンション)」とか「ネイザンロード」って響きだけでもうテンション上がる。
22時ごろチェックインし、シャワーだけ浴びてすぐ就寝。部屋のエアコンの音がちょっとうるさかったなー。

「ホリデイイン ゴールデンマイル」にチェックイン

Day2

朝食はワゴン式飲茶と決めていた

今回の香港初ごはんは絶対にワゴン式飲茶と決めていた。ワゴン式飲茶はオペレーションの効率が悪いのか?香港でもだいぶ減ってきているそうな。今のうちに体験しておかなくちゃ。
昔、東京(の広尾)にも、ワゴン式飲茶レストラン(香港ガーデン)ができて飲茶食べ放題、をうたってしばらく流行ってたような記憶があるけど、いつのにかクローズしてしまった。

ネイザンロードを北上し、ホテルから徒歩10分ほど。朝7:30、倫敦大酒楼(ロンドンレストラン)に到着。

ゆったりとしたつくりで居心地が良い

ここはオオバコのゆったりとした作りで、団体客も受け入れつつ、地元の人が1人で新聞を読みながら、はたまた、おばちゃん同士でおしゃべりしながら食べていたりと、ゆるりとした雰囲気がとってもいい。
カートを引いたおばちゃんが回ってきてせいろを開けてくれるので、これちょーだい!と指さしで選び、持参した伝票にハンコを押してもらうシステム。欲しいメニューがなかったら調理コーナーに探しに行き、これまた指を刺して注文するのも楽しい。(タイミングにより、ないと言われることもある)

目当てのものを探して調理コーナーへ

飲茶は二人だとあまり種類が食べられないので厳選せねば!と言いつつ、春巻、ちまき、エビ蒸し餃子(蝦餃・ハーガオ)、シュウマイ、ほんのり甘い蒸しパンみたいなやつ(マーラーカオ)、ココナッツミルクプリン。これでもう限界満腹。

街中のレストランはクレジットカード不可の店も多いようで一応現金も用意しておいたけど、ここはVISA/ Masterが使用できた。またリピートしたい飲茶屋さんでした。


8:45、とりあえず街を散策、ということで、朝市場をのぞきつつ九龍公園へ。香港式の横長の看板がどんどん撤去されていると聞いて、横長看板を見つけると写真を撮らずにはいられない。ここの肉屋にはいやに行列が。人気店なのかな?鮮魚店も並んでいました。

訪れたのはゴールデンウィーク中。5月の気持ちいい気候の日本から来て、まだ高湿度に慣れていないこともあり、蒸し暑いのが苦手な私はちょっと体力的にしんどかった。
さすが通年、亜熱帯の国。朝から蒸し暑く、緑が濃く生い茂り、鳥のさえずりも賑やかで、でもその向こうには高層ビルがあって。

ザ・ペニンシュラ香港 チェックイン

さて、ホテルを移動。
一生にいつかは…!と20代から憧れていた「ザ・ペニンシュラ 香港」。
アメックスのFHRで予約し、12時チェックイン→翌日16時チェックアウトが確約されていたので、早々に移動。

ザ・ペニンシュラ香港 外観

外観もエレガントでありながら、ものすごい存在感。さすが“東洋の貴婦人”~!
ペニンシュラの宿泊&アフタヌーンティーについては別途まとめます。

ペニンシュラ滞在中はできるだけホテル内で過ごしたいから、外出は近場のみにし、新しいショッピングモール、K11 MUSEA へ。

ここはローズウッドホテルや高級レジデンスも入るラグジュアリーモールで、富裕層向けのハイエンドな雰囲気、ダイナミックな造り。

バンコクもそうだけど、地震が少ないエリアだからなのか、最新建築のデザインが大胆でオリジナリティもあって楽しい。(地震が多い国だからしょうがないけど、こういうのを見てしまうと、日本の百貨店がつまらなく感じてしまう…)
ショッピングとアートの融合をテーマにしているらしく、館内にはアートがなんと160点!もちりばめられているそう。少々暑さ(湿度)疲れしていたのもあり、広すぎてほんの一部しか見れず。ここはまたゆっくり見に来たい。屋上には、こんな感じの庭園と遊具もあって、犬も走り、子供も遊べる空間になっていました。

K11 屋上庭園

エビワンタン麺食べ比べ 

21:00。アフターヌーンティーでの糖質祭り後、しばらく膨満感が続いていたけど、この時間でやっとお腹が空いてきて、近くの海老ワンタン麺屋へ。
まずは1軒め。まずは佐敦(Jordan)駅からすぐの有名店、麥文記麵家 (Mak Man Kee Noodle Shop) で、ベーシックなエビワンタン麺と、エビの卵がかかった汁なし麺を。

ポーション小さい!(これはどこの店もそうらしい)
海老がごろっとぷりぷり!
麺ほっそ!輪ゴムのような感触の麺だけど、これが病みつきになる美味しさ。
量が物足りなくて、ワンタン単品(麺なし)も追加。

エビの卵入り 汁なし麺
ワンタンは麺の下に隠れて登場する
追加で頼んだ麺なしワンタン


21:30、帰りに廟街(テンプルストリート)をお散歩。
『深夜特急』では、当時の夜市の“熱狂”がかかれていたんだけど、今はよくある土産物マーケット、という感じ。曜日や時間帯にもよるのかな?

夜も美しい「ザ・ペニンシュラ香港」

ホテルに戻りペニンシュラのハイテクな客室で、快適に就寝。

DAY3

素晴らしすぎる朝食をホテル内で取ったあと、外出。

スターフェリーで香港島へ

この日は早めに朝食後に出発し、「モンスターマンション」を目指す。
外出時、オクトパスカードは、忘れずに持ち歩くこと。
『深夜特急』の中で「7分の豪華な船旅」という表現が出てくるんだけど、このレトロな船の雰囲気と、摩天楼がそびえたつ景色とのコントラストが独特で、心地よい風を浴びながらの船移動はやみつきになる。
船酔いしやすい体質だけど、この船なら問題なし。
おそらく7分はかからず、6分ほどであっという間に向こう岸へ到着。
金融街!って感じの摩天楼が立ち並ぶ、近未来都市感のあるセントラルに降り立つ。

トラムに乗って

目的地へ向かうトラムを待っていたら、いろんなラッピングトラムが来て楽しい。

近未来的な高層ビルと、古めかしく、迫りくるように密集した超高層マンションが立ち並び、なんとも独特な街並み。なんというか"密度"がすごい。あと高台にも高層マンションが建っているのがなんとも不思議。
昔はもっと横長の看板なんかもたくさんあって、よりオリジナリティーがあったんだろうな。

街並みを楽しみながら走行してるうちに、目的地付近へ。
いつの間にかインスタスポットとして有名になった「モンスターマンション」は、コロナ禍、観光客は立ち入り禁止になっていたよう。今は禁止ではないようなので、静かにご迷惑ならないように撮影。

驚いたのが、このマンションの敷地内にもアラビカコーヒー(%のロゴで有名な)があったこと。この会社、絶妙にインスタスポットを抑えていて感心してしまう。

モンスターマンション敷地内で異彩を放つ、アラビカコーヒー

ここでコーヒーブレイクをして、2回目の朝ごはん(?)ということで近くのお粥屋へ。

お店の前には人だかり。テイクアウトと、イートイン希望の人が入り混ざっていて、お店の人が希望を聞きながら呼んでくれる。10分ほど待って入店。
ここはローカルにも人気で、香港一のお粥屋、なんていうレビューも。白身魚のお粥は淡泊かな?と思ったけど、ベースのお粥がしっかり濃厚だから、物足りなさはなく満足。夫はなぜか焼きそば。

帰りは2階建てバスに乗りセントラルへ。
駅直結のモールを回遊しつつ、セントラルのApple Storeへ。外観も内装もかっこよくてテンション上がる。

せっかく近くに来たから、ということで、ブックマークしてたモール内の人気のエビワンタン麺屋「正斗」へ。(エビワンタン麺 2/6杯目)

ポーションが小さいから…と一人1杯しっかり食べる
エビワンタン麺 ②

おやつ?3回目のランチ?もはやわからないけど、ポーションが小さいからいいよね、と言いながら、この旅、2軒目のエビワンタン麺を。
ついついチャーシュー包も頼んだので、満腹が継続。

この後、ホテルを移動せねばいけないので、またスターフェリーでペニンシュラに戻り、残りの時間、めいっぱい滞在を楽しみます。15時ぐらいまでのんびりして、「インターコンチネンタル香港」へ移動。
こちらはハーバービューがしっかり見えるお部屋。

インターコンチネンタル香港

この日はなかなか忙しく、チェックイン後、予約していたビクトリアピークに登るため、また香港島へ。
九龍島と香港島を移動するって効率悪くない…?と思っていたけど、バスや地下鉄を使うと意外とすぐなので、1日に何度も行ったり来たり。
2階建てバスは、エアコンが効いていて快適だし、2階からの眺めも楽しいことに気づいて、後半はバス移動ばかりに。

エッグタルトの有名店
左がクッキー生地、右はパイ生地。我々はパイ生地が好み。

その前にここでエッグタルトを食べたり、お土産用に買いたかった調味料屋さんに行ったり、世界一長いというエスカレーターに乗ったり。暑さ疲れで街中の香取慎吾アートとかストリートアートは見忘れ…。

ビクトリアピークへ
ビクトリアピークの展望台は、KLOOKで日付指定で予約をしてあり、QRコードで入場。
登りのピークトラムは<進行方向に向かって右側>の眺めが良い、と予習していたので、1本見送り、2本目で進行方向の右側席を確保。
進行方向に背を向けて走っていくと、途中から圧巻の香港ビューが見えてくる。

サンセット前を狙って行きたいので、展望台下のカフェで時間調整。ここのカフェのコーヒーが、なかなか山の上価格で笑う。

さて、いい感じの時間になったので、18:45くらいにわくわくと展望台へ上がってみると、あれ、白・・・!?!?

18:45  展望台に上がったらまっ白😳

時間の経過とともにさらに霧が濃く白くなり、ほぼ見えない状態に。

18:50 九龍半島側、ほぼ見えなくなる
19:19 ライトアップ開始 この時が一番見えたかな?

霧の状態は多少変化するものの、19時を過ぎ、ライトアップが始まっても晴れてこないので、これはもうちょっと厳しそうだな、ということで諦めて下山。
下山するためのピークトラムは結構な行列に。トラムで下山している途中で、……これって、もしや霧が晴れてきた…?という景色が見えてきて苦笑したけど、まぁ山だから仕方ない。これは、また来いってことだと理解して、近いうちにリベンジ決定です。

21時ごろ。お腹が空いたので、この日も別のワンタンメン屋へ。(エビワンタン麺 3/6杯目)

エビがぷりぷりでここのも美味しかった
どこの店にも絶対ある、青菜のオイスターソースがけ

DAY4

5日目は朝出発で帰国するだけなので、実質最終日となる4日目。

ワゴン式飲茶にもう1軒行きたくて

8時前。訪れたのは、「蓮香居」*。
フロアが分かれていて、3階に案内されたものの、人がなかなか回ってこずしばらく待ちぼうけ。美味しかったけど、ローカルな雰囲気もあり、初日にいった店と比較するとなかなかカオスだったかも(笑)。
*こちらはお店はそのままに、店名が「六安居」に変わったそうな。

人気のハーガオは争奪戦
胡麻団子だと思って取ったらカスタード団子だった😂

まだ時間が早いので、一度ホテルに戻りコーヒーを飲んだりゆっくりして、バスでまた香港島側へ。
YouTubeを見ていて行きたくなった、ローストグースのお店へ。ミシュラン連続取得の人気店なので開店前に並んで整理券をもらい、11:30に入店。

2種のお肉を選べる、ぶっかけごはん的な

選べるお肉は、鴨肉のローストと豚のカリカリ焼を選択。どちらかというとカリカリ豚のほうが好みだったけど(笑)ごはんに染みたタレも美味しくて、ペロリ感触。ちなみに先日バンコクに行った際、アイコンサイアムやセントラルワールドにこの店が出展していた。

この後はバスで移動して、旺角(モンコック)の香港式喫茶へ。
よくガイドブックに載っている、香港式スイーツを体験しに。メロンパンにバターの厚切りが挟まったような、糖質の極み的なもの(笑)と、甘いアイスミルクティー/レモンティーを体験しなくては。

湿度が高いと甘いレモンティーもなぜか美味しい
メロンパン的な生地にバターが挟まってる

しかし、香港の人はこんな糖質スイーツや甘いドリンクを接種していて病気にならないのかと心配に。これは日常的には食べないものなのか、はたまた観光客向けなのか…?

またバスで香港島側に移動し、銅鑼湾(Causeway Bay/ 覚えられないので勝手に“どらわん”って呼んでいる。笑)に。
老舗の百貨店やモールも多く、新宿に近い雰囲気かな?

銅鑼湾には横長の看板がわりと残っていたような

5月のこの時期は、そごうが感謝祭というセールをやっていたため、1Fの化粧品売り場からいきなりごった返していてカオス…。
スーパー「Wellcome」のそごう近くの店舗の品ぞろえがよいと口コミで見たので、ここでお土産購入。配り菓子、調味料、ティーバッグのお茶など。

最後にやっぱりもう一度、スターフェリーに乗って九龍島側へ。
そして、ラストナイトのディナーもやっぱり海老ワンタン麺。(エビワンタン麵 4/6杯目)絶対行こうと思っていた尖沙咀の「池記」(Chee Kee)に閉店ぎりぎりで駆け込む。

ノーマルなエビワンタン麵
夫は金華ハム入り(だったかな?)のエビワンタン麵
やっぱり足りないからお粥も追加

DAY5  帰国日

朝、バスで九龍駅へ、そこからはエアポートレイルで空港まで。
チェックイン前に少し時間があったので、空港で朝食~。
クリスタルジェイドの担々麺と迷ったけど、有名店「何洪記」の支店がここにもあったのでこちらに。もちろん食べるのは、海老ワンタン麺(エビワンタン麵 5/6杯目)一択。

空港内「何洪記」支店

さらに、キャセイのラウンジでも海老ワンタン麺があったので、もちろんここでも食べて〆!

海老ワンタン麺⑥  空港ラウンジにて

この旅では計6杯、いただきました。

で、結局どの海老ワンタン麺が一番美味しかった?

については、どれもおいしかった…!というのが正直な感想…!
もちろん。空港ラウンジ提供のもの以外は、人気店ばかり厳選して行ったから、というのはあるものの。
どこもエビはプリプリ、「上湯」と言われるスープと、独特な輪ゴムのような(でも嫌な感じではない)極細麺の相性が良く、そこまで際立った個性は感じず、甲乙つけがたかった。
強いて言えば、最初に行った「麥文記麵家」は一番インパクトがあったけど、それは最初に食べたからかもという感じもする。夫は「池記」が好きらしい。

帰国後、東京でもいくつかの"香港式"をうたう店で海老ワンタン麺を試したけど、やっぱり麺が全然違うのはなんだろう。気候なのか、歴史と技術なのか…?やはりこれは香港に来ないと食べられない料理なのかもしれない。

香港はやっぱりおいしいものがたくさん。グーグルマップに行きたい店はたくさん保存しているものの、今回はほぼ飲茶とエビワンタン麵とお粥しか食べていないので、次回はもう少しいろいろなものにトライする。

次回は、もう少し暑さ耐性がついた季節に行って、リッツと、香港島側のホテルに泊まりたい。アートも楽しみたいし、マカオにも1泊はしたい。マカオではモーフィアスホテルに泊まってみたいのです。

香港リピーターになる気持ち、わかるなあ。変わりゆく香港。どんどんつまらなくなっていくとか、人が脱出していくなんてというニュースも見るけど、まだ独特のユニークさがあって、年一、できれば半年に一度くらい来れるといいな、と思う街になった。

この後、ペニンシュラ香港宿泊&アフタヌーンティー体験記をまとめます。
5日間のVlogにもまとめているので、よろしければ。▼


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