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不協和音を響かせていては誰にも届きやしないのだ。

かつて
『はぐみ岩手』という小冊子を
制作し販売していた

仲間に声を掛けて集まり
編集長として立つ

しかしながら
わたしの軸がぶれていると
場のエネルギーもぶれる

リーダーでありながら
みんなより上に立ちたくなくて
自ら壇上を降りていた

そして
仲間と思いを共有できないため
エネルギーも散漫になって
まとまりが悪くなっていた

イニシアチブを
他のメンバーに明け渡したため
歪みが生まれて歯車は軋み
そして、壊れた


あー
あの頃のわたし
ぶれぶれだったし
だいぶ無理してたなぁって
今更ながら思う

自分を大切にしよう
そんなことを伝えるために
自分を蔑ろにしていた日々だった

今なら分かる
そりゃあ売れなかった筈だ

そして今
似たような状況を
目の当たりにしている

これは
あのときの追体験だ
と一瞬で分かった

責任者がいるようでいて不在
核があるようでいてスカスカ
なんとなく、どことなく
ハリボテな感じが否めない

わたしたちは一体
何処に向かうんでしょうか?

このままでは
空中分解してしまうだろう

大好きな人たちや
大好きな仕事までを
嫌いになりそうになる瞬間

匙を投げる前に
怒りにも似た
問いを投げかけた

お遊びでやってる訳じゃない
片手間でやるようなコトじゃない
真剣に膝突き合わせて向き合って
ハリボテの内側を組み立てたいのだ

どんなものごとも
最初は勢いだけで進められる

でもわたし自身
誰よりも失速が速いのも知っている

ひとりでやるなら
飛び方も自由だ

でも仲間とやるなら
息を合わせなければ続かないから

ひとりの想いを
誰かに届けるよりも
みんなの想いを揃えて
誰かに届けるほうが
より力強く響き合う

それはまるで
オーケストラや合唱みたいに

今の我々は
やる曲目も決めないで
勝手に楽器をかき鳴らし
不協和音を響かせているみたいな
そんな状況なんだと思う

きっとあの頃も
そんな感じだったに違いない


仕事だろうが
恋愛だろうが
息を合わせるって
すごく大事だ

今が正念場
ここで転んだらもう
やり直しは効かない気がする

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