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政治を変えると地方が変わる!投資家・藤野英人さんも大注目!富山県知事選挙のその後

投資家・藤野英人さんの驚き

ご無沙汰しております。伊藤建(たける)です。

東京から富山に移住して4年半。
私が移住を決意したときから、ずっと考えていたことが、いよいよ現実の世界で動き出しました。

何が起きているのかは、詳しくは「富山県成長戦略会議」の委員であった投資家の藤野英人さんによる「現代ビジネス」の記事に書かれています。

石井前知事のころの「アフターコロナ会議」

藤野さんは、石井前知事のころから、「アフターコロナ会議」の特別委員でしたが、その会議について「あまり実のある話が出ず、正直に言えば私は少々残念に思っていた」と述べておられます。

それもそのはずです。
「アフターコロナ会議」の委員はこちらのとおり、各業界を代表する30名以上もの委員が並んでおり、深い議論までたどり着けないという、ありがちなお役所の会議となっていました。
まともに考えれば、これでいい議論などできるわけがありません。

また、これとは別に「未来戦略プロジェクトチーム」なるものも設置されていましたが、議事録を読めばわかると思いますが、ミクロな視点での意見は多くあるものの、マクロな視点から大局を示す意見やデータに基づく分析取ったものが、あまり出てきていませんでした。

「富山県成長戦略会議」は何が新しいのか

ところが、藤野さんは、2021年からはじまった「富山県成長戦略会議」に対しては、次のように評価しています。

私は「これを機に富山県が日本の最先端を進み始めるのではないか」と本気で思っています。

というのも、メンバーがガラリと入れ替わり、尖った人がずらりと顔を並べ、ありがちなお国自慢ではなく、空気を読まずに率直な意見をバシバシと述べていただいたからです。

私はZoomで参加していたのですが、この発言が出たとき、画面越しにも県庁職員の方々が凍りついたように見えたものです。

とすら語っておられます。

なぜ富山が変わったのか?

それでは、なぜ、こうも一地方都市にすぎない富山が変わったのでしょうか。藤野さんは次のように述べます。

流れを変えるきっかけとなったのは、2020年10月の富山県知事選挙でした。保守分裂選挙となり、自民現職だった石井隆一さんを破って民間出身の新田八朗さんが新知事に選ばれると、翌年2月に「アフターコロナ会議」に代わって「富山成長戦略会議」が立ち上げられたのです。

つまり「政治を変えると地方が変わる」ということです。

富山との出会い

先祖代々東京生まれ東京育ちの私は、将来、せわしなく働き続け、ウサギ小屋のような狭いマンションで暮らす毎日を考えると、憂鬱になりました。
その後、震災の被災地支援がきっかけで「地方」に出会います。

世間知らずの私は、地方といえば観光地しかイメージがないため、まったく何もないと思っていたのですが、地方の中でも中心市街地は、面白いものが多く、想像以上に生活には不便はしないだろうということに気が付きました。
その後、東京に戻り、朝から深夜まで働き、給料の半分が家賃に消えていくのを見て、「人間らしい暮らしとは何か?」を真剣に考えるようになりました。

結局、当時働いていた霞が関を半年で辞めてしまい、地方でチャレンジをすることを決意しました。
そこで出会ったのが富山だったのです。

富山のすごさ

富山県は、調べれば調べるほど「豊かさ」を示す数値が高く、生活保護受給率も全国で最下位。
もちろん、生活保護受給を「恥」と思っていたり、役所が水際作戦をしているのかもしれませんが、数字の上では低かったのです。
また、持ち家率も高く、1人当たりGDPも上位の方です。

何よりも、目にする家が大きいこと。
ガンプラと法律書を大量に持っている私には、ウサギ小屋から出たいと思わせるには十分な理由でした。

富山の課題

ただ、実際には富山県には数多くの課題があります。

「富山は日本のスウェーデン」という書籍もありますが、この中ではしっかりと男尊女卑、女性管理職の少なさ、昭和型の日本社会といった課題が数多く指摘されていました。
この書籍を「お国自慢」と考えている人がいるとすれば、この書籍を読んでいないか、日本語が理解できないか、現実歪曲フィールドがあるかのいずれかでしょう。

これらの課題を解決するためには、やはり「政治」が変わらなければ始まらないと思いました。

政治を変える選挙

私は、2020年の富山県知事選挙の動きを知り、2019年の秋には、新田八朗氏の選挙対策チームにアサインしました。
そこで「やるからには徹底的に勝つこと」を考えながら、1年間ほど選挙のお手伝いをさせていただきました。

地元経済界のすばらしい重鎮の方、地元の政界や財界に太いパイプを持ち、多くの方々を動かす力を持った実行力のある方、国政とのパイプが太い参議院議員の先生、その間に入って調整をする能力にたけている方、なんでも即座に気がつき私の足りないところを即座にフォローしてくれる方などなど、あげればきりがありませんが、本当に素晴らしい最強のメンバーと仕事をすることができました。

その結果、誰もが無理だと思っていた選挙にもかかわらず、開票開始の20時に当選確実の知らせが入りました。
まさに「徹底的に勝つ」というスタンスが結果につながったのです。

これからの富山を一緒に作ろう

もっとも、藤野さんが次のように指摘するとおり、まだまだ始まりにすぎません。

もちろん中間報告がまとまったからといって何かが約束されたわけではなく、これをどれだけやり抜くかが大事です。

ですから、富山在住の方も、富山出身の方も、旅行で富山に来たことがある方も、まったく関係ない方も、何か富山を変える取り組みを一緒にやりませんか?

少しでも興味がわいた方は、まずはこちらの「富山県成長戦略会議」の中間取りまとめをご一読下さい。

何かやりたい!という方は、どんどん私のTwitterのDMまでご連絡ください。


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