見出し画像

金継ぎした器の取り扱い方法

金継ぎした器の取り扱い方法についてです。

欠けやひびは器のほんの一部分にはなりますが漆を使っていますので、

基本的に漆器と同じ扱いをしていただくことになります。

プラスチックの器やしっかりした陶器などと比べ、出来ないこと、

しないといけないことも増えてしまいますのでご注意ください。


● 食洗機、電子レンジは使用不可です。

● 傷がつかない様に、柔らかいスポンジや布で優しく洗ってください。

● 洗った後は水分が付いたままにせず、同じく柔らかい布で拭き取る様にしてください。

● 漆器は紫外線に弱いので、直射日光に当たる場所を避け日陰になる場所で保管してください。


修理して完了ではなく、金継ぎした器を使っていただくことで更に価値や良さが増す技術だと思います。

扱い方に少し手は掛かかってはしまいますが、

修理してまで再度使いたい大切な器だと思いますので、

もっと思い入れのある器になっていくんじゃないかなと思っています。


画像1

これらの器は私の私物になります。

古道具、特に染付の器が個人的に大好きで、

古道具屋さんで欠けていたり、ひびが入っていたりする器があると家へ来てもらうことが多いです。

実際に使っていますが、自分で直していることも合間ってどれもお気に入りで、上記の様な扱い方で問題無く使用しています。


お気に入りの器や、作家さんの器、思い出の器など。

割れたり欠けたりしてしまったら、捨ててしまう前に、

昔からある金継ぎという技法も選択肢の1つに覚えていていただけましたら嬉しいです。


過去に金継ぎさせていただいた修理品を載せています。

直したい器がある、金継ぎに興味がある方はどうぞご覧ください。

金継ぎのご依頼はこちらからお問い合わせください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?