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温泉旅館住み込みアルバイトは楽しい(メリット)

 住み込みが終わりました。(一ヶ月以上前の話ですが)
 前回は住み込みアルバイトの寂しいことについて書いたので、今回は楽しいことについて書くことにします。

温泉旅館住み込みアルバイトの楽しいこと

①友達が増える
②毎日温泉に入れてご飯ももらえる
③お金が貯まる
③観光ができる
④英語が喋れる


①友だちが増える

 時期によって人数は変わりますが、わたしが行ったときは1〜7人くらいの同僚がいました。 夏休み中の住み込みメンバーは台湾と韓国からやってきた子達、イギリス留学中だけど歯医者のために緊急帰省した高校の友だち、旅館の若旦那の従姉妹とその娘さん。年齢も国籍もバラバラなので、とっても楽しいです。時期は被ったり被らなかったりバラバラですが、一人ぼっちでさみしかった頃よりずっと楽しくなりました。特に韓国からやってきた女の子は日本語が全く喋れなかったので大変でしたが、翻訳アプリとわたしの単語英語でいつも笑いながらコミュニケーションを取っていました。「おつかれさまです」から始まって、少しずつ日本語を覚えていく過程は感動的だったなあ……
 それからイギリス留学中のナギ。雅マモルにハマった時には洗濯物を干しながら一緒に歌い、町に降りた時にはタピオカを飲んでタピオカダンスをし、仕事終わりにはラウンジでモーニング娘。を踊り……楽しかったな。わたしは出不精で全くアクティブじゃないのにもかかわらずこんなに仲良くしてくれて嬉しい。タピオカダンスなんて絶対普段ならやらないのに、つい楽しくなってやっちゃうくらいたのしかった。そして何より、大量のご飯のせいで気を抜くと太ってしまうこの旅館で、一緒にランニングをしたりダンスをしたり筋トレをするいい運動仲間でした。もちろナギがいなくなった瞬間にその一ヶ月以上続いた習慣は途切れました。ナギが帰るときにはあまりにも寂しくてバスターミナルで恥ずかしいくらい号泣したのも今ではいい思い出です。

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 ラウンジで毎日遊んで踊って筋トレしてお菓子食べてました

②毎日温泉に入れてご飯も食べれる

 ヘトヘトに疲れた仕事終わり、都内だったらまず満員電車に乗って家に帰りそこからご飯を作ったりお風呂を沸かしたりしなければなりませんが、なんとここでは全てが自動で無料です。夜中に気軽に行けるコンビニはどこにもありませんが、気軽に入れる温泉にいつでも入れます。どうしてもお腹が空いて困ってしまっても自動販売機にはカップラーメンがあるし、パントリーの冷蔵庫に行けば今日の夕飯の残り物が冷蔵してあるので大丈夫。というかこの旅館に限っては、おかみさんの作る夕飯は多すぎるし仕事終わりには毎回しっかり夜食をくれるのでお腹が空くことはほぼありません。ただただ最高です……夕飯も毎日手作りでかぶらないように工夫がされていて、もう本当にお母さんみたいでした。さらにベジタリアンには別メニューを作ってくれるくらいで……さすがにそんなことは普通の旅館だったらしてくれないのでびっくりしました。いい人すぎる。お肉を食べる人たちはお客様に出すのと同じ超高級飛騨牛を食べていました……太っ腹すぎる。
 なんでわざわざ岐阜までいくの!? などと言われますが、普通にご飯と家と温泉があって好きな接客してたらお給料がもらえるのが最高なので、絶対また働きに行くと思います。

お金が貯まる

 ②で述べたように住み込みアルバイトは最高なので、食費も家賃代も光熱費もかかりません。場所によっては食費や家賃がかかるところもありますが、しっかり探して選べば条件の良いところで働くことができます。
 さらにお金を使うところが周りにないため、本当に財布を開くことがありません。お腹が空くこともなければお金がかかる遊びもそばにないため、小さな商店でアイスを食べることくらいしかお金の使い道がないのです。
 時期や場所にもよりますが、わたしは二ヶ月で40万円くらい貯まりました。

③観光ができる

 繁忙期に休みを取ることは難しいですが、お客さんが少ない時には連休ももらえますので近くの観光地に遊びに行くことができます。特にわたしは車を持っていたので気軽に色々なところに行くことができてとても楽しく過ごせました。山登りをしたり川に行ったり湖に行ったり、地元の人と仲良くなって観光客のあまりいないオススメスポットをたくさん聞けばさらに楽しめます。わたしが働いていた旅館には住み込みアルバイト以外に近くに住んでるお姉さまたちがよく手伝いに来ていて、可愛がってもらったのでたくさん教えてくれました。

④英語が喋れる

 観光地には外国のお客様がたくさん来られます。なので英語が喋れる人にはすごくチャンスがいっぱいです! わたしは喋れないので大変です! 遭遇率は割と高めで、外国から来られたお客さまと話す機会がたくさんあります。それに旅館側の人たちは英語が喋れないことが多いので、英語が喋れるアルバイトはすごく重宝してもらえます。お客さまだけでなく従業員の中にも日本語より英語の方が得意な子がいたのでわたしも急いで少し勉強したのですが、結局最後まで喋れませんでした……
 でも、伝わると嬉しいですし、何より話すのが楽しいです。うまく言えなくて四苦八苦することばかりでしたが、精一杯のおもてなしができたと思います。

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夕飯のメモを問題にヘイリンは日本語の勉強を、わたしは英語の勉強をしている


 そんな感じで、住み込み旅館アルバイトの楽しいところでした。
 また来週から戻って岐阜生活始まるので、秋の温泉旅館も楽しみです。



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