Itomichiのニットと衣食住

Spin&Knit 羊毛をつむぎ、毛糸をつくるところからはじまるニットづくり…

Itomichiのニットと衣食住

Spin&Knit 羊毛をつむぎ、毛糸をつくるところからはじまるニットづくり。 そして、衣食住のこぼれ話を。

最近の記事

◦そのうち きっと◦

小さい頃から “マイペースだねぇ” と言われてきたわたし。 マイペースというか、ほんとうにゆっくり。 他人の言動や活動を見て、“こんな私じゃ駄目だ” とそのゆっくりさを崩すと、 できもしないスピードで動こうとするから焦るし、 自分で自分を追い立てるから自分に腹が立ってくる。 なんで私はこんなに動きが遅いんだ!って。 自分の機嫌を自分で取れるのが大人だ、と聞いたことがあるけれど、 それで言うなら、まだまだ子ども。 焦って、速く早くと思っても、 早く出来上がらないのが、

    • ◦わたしにとって編むとは◦

      私と編み物との出会いは、小学生のある日。 近所の友だちと一緒に登下校したり、遊んだり、ということはあっても、

      ¥100
      • ◦online class◦

        アトリエでの編み物教室を終えて、半年以上経ちました。 みなさん、いかがお過ごしでしょうか? 教室を名残惜しんでくださる方もいらっしゃって、本当にありがたいことです。 さて、今回はオンライン講座のご案内です。 アトリエでの教室も楽しかったのですが、こちらの状況も変わり、この暑さや気候の激しさも鑑みて、オンラインで編み物の楽しさをお伝えするのがいいのかなと思い、企画しました。 今後も、Itomichiオリジナルのニットを考案し、それをオンラインを通してみんなで編む、というス

        • ◦socks's pattern◦

          11日からはじまる、靴下の販売。 その靴下のふくらはぎ辺りに施した模様について、記したいと思います。 この模様は、 世界で一番早く日付が変わる地 キリバスの先住民がよく用いている模様です。 この模様に惹かれて、はじめは何も知らずに靴下の試作を続けていたのですが、調べると様々なことがリンクしてわかってきました。 まずこの模様が何を表しているのか調べると、 “ヘビの腹”を意味していることがわかりました。 “ヘビ”と聞いて、ギョッとする方もいらっしゃると思いますが、“ヘビ

        ◦そのうち きっと◦

        マガジン

        • 日々のこぼれ話
          2本

        記事

          ◦TRIBAL SOCKS◦

          何度も試作を繰り返し、ようやく形となった靴下。 初めはオンラインショップでのみ販売しようと考えていましたが、 久々にアトリエを開放して見ていただこうと思っています。 白い靴下の白い羊毛は、北海道の牧場から送っていただいた国産の羊。 産まれた時に赤く染まっていたから、「赤ちゃん」と呼ばれているそうです。 今はもう大人になり、子羊を出産するお母さん羊。 昨年、赤ちゃんの羊毛を1頭分送っていただき、 少量ずつ手で洗いました。 それを今年になってようやく紡ぎました。 白い

          ◦quiet knitting time◦

          秋も深まり、編み物シーズンに。 教室に来られている方も、編みたいものがたくさん湧き出てきているようです。 こちらは、マフラーに続き2作品目のニット帽。 思いもよらず、ランダムな編み方となりましたが、それがまたセンス良く。 光の陰影が出ていて、素敵なニット帽になりました。 次は、白い羊毛を紡いだ毛糸で、ニット帽。 1つ目も、次のも、プレゼントされるそうです。 それから、 夏から編み物しながら、紡ぎにも挑戦されている方。 100gの羊毛を細く紡いで、この間単糸に仕上が

          ◦quiet knitting time◦

          先日、10月から教室の内容を変更するとお伝えしたばかりですが、 こちらの事情により、さらに変更することになりました。 何人か集まって教室をするというスタイルは無くし、全てマンツーマンのレッスンとさせていただきます。 度重なる変更、また直前のお知らせとなってしまい、申し訳ありません。 下記の内容をご確認の上、ご予約ください。 お互いに良い時間となるよう努めたいと思っていますので、ぜひご参加ください。 お待ちしております。 · · · 〘quiet knitting t

          ◦quiet knitting time OCT.◦

          10月の教室の日程です。 暑くて夏は来られなかった方も、ぜひ! 奈良はだいぶ涼しくなって、過ごしやすくなりましたよ。 〘quiet knitting time〙 ※ 下記には日程を書いていますが、10月からマンツーマンのレッスンのみとなりました。9/23に投稿の記事に詳しく記載していますので、お手数ですがそちらをご覧ください。 [日時]10. 14 (sat)     10. 28 (sat)     13:00-16:00の間の良いときに      (場合によって

          ◦quiet knitting time OCT.◦

          ◦socks◦

          4回、5回と試作を繰り返していた靴下。 ようやくしっくりくるものができ、 さぁ、これから本番! と思ってスライバー(羊毛を機械で洗って繊維を整えたもの)を紡いで編んだのですが、、、 何度も何度も編んではほどきの繰り返し。 全く納得のいくものができません。 手洗いの羊毛じゃないと駄目だという結論に至り、その時に思いついたのが “赤ちゃん” という愛称で呼ばれている羊さん。 北海道の牧場さんから届けてもらい、はじめて一頭分洗ったものです。 紡がれていく様子を見ていると、“こ

          ◦announcement◦

          夜の涼しさにほっとすることが増えてきましたが、いかがお過ごしでしょうか? 昼間の暑さは真夏のままですが、虫の音や空の様子・雲の様子は秋を感じられるようになってきましたね。 さて、最近教室のことをいろいろと考えていて、今までの経験からこう変えたほうがいい、これは決めておこう、と思うことがいくつか出てきました。 9月中は今まで通り、10月からはいくつか変更しようと思います。 まず、料金について。 始めた当初から3,500円でお願いしておりましたが、4,000円に上げさせていた

          ◦naturally dyed◦

          羊の毛に、植物のいのちを含ませる。 キラッと輝く瞬間があって 美しいなぁと手を止め、見惚れてしまう。 また、以前から気になっていた泥染めもしてみました。 色があまり定着してくれないようで、ウールには不向きな感じがしました。 (下染め剤を使って前処理した方がいいのだろうけれど、薬品を使うのは避けたいので。) 今後も泥染めするかは、編地を使ってみて決めようと思います。 昨年染めたものも合わせると、様々な色合いのものが揃いました。 南天、エルダーフラワー、ハイビスカス

          ◦quiet knitting time SEP. ◦

          先月から、編み物教室内で糸紡ぎの体験もはじまりました。 紡毛機のペダルを踏み込むタイミング、 ローラグを持つ力加減や引く速さ、 撚りをどれだけかけて、ボビンに巻き取るか、 手も足も同時に動かすことに苦戦される方もいらっしゃいますが、 体が覚えてしまったら、あとは羊毛の流れに任せるだけ。 自分で紡いだ糸で編むニット。 素敵なものが仕上がるだろうなぁと楽しみです。 〘quiet knitting time〙 [日時]9. 2 (sat)     9.16 (sat)

          ◦quiet knitting time SEP. ◦

          ◦quiet knitting time AUG.◦

          8月の教室の予定です。 暑さ厳しく、来ていただくのも申し訳なくなる程ですが、 アトリエ内は涼しくしておきますので、ご参加いただけたら嬉しいです。 〘quiet knitting time〙 [日時]8. 5 (sat)     8.19 (sat)     8.27 (sun)      13:00-17:00の間の良いときに [場所]いとみちのアトリエにて(近鉄奈良駅より北へ徒歩15分ほど。詳しくはお申込み時にお伝えします。) [参加費]3,500円/回 [お申込

          ◦quiet knitting time AUG.◦

          ◦merino wool◦

          暑いですが、フリース洗いが続いています。 今洗っているのは、メリノウール。 一度、洗ってすすいだのですが、 脂分が多く、ベタつきが残っていたので 再度洗っているところ。 界面活性剤を使わず洗っているので、試行錯誤の連続です。 父からは水の量も極力減らしたほうがいいのでは と言われたので、 後々は雨水の利用もできるような環境も整えられたらと思っています。 この羊は珍しく、毛の真ん中辺りに白いラインが入っています。 昨年、黒い羊を探していたことを原毛屋さんが覚えていて

          ◦practice◦

          最近の編み物教室の様子。 蒸し暑い日が続きますが、 皆さん教室に参加してくださっています。 こちらはレッグウォーマーを編まれている方。 模様が細かく、編み図が頭の中に入るまで、じっくり編み図を見なければ間違えそうです。 試し編み(ゲージ)を編んで、 本番の編みに入りました。 こちらは、今回が2回目のご参加。 初回は、作り目と表編みの練習をしたので 今回は裏編みの練習と、伏せ止め、糸始末をしました。 お家でも練習されていたそうで、 初めての裏編みもすぐに習得。

          ◦gotland◦

          今年もこの作業がやってきました。 まだ編まないといけないものはありますが、 暑さで外に出れなくなる前に終えられたら と思うので、 少しずつ、少しずつ、フリースを洗っていこうと思います。 今回洗ったのは、 ニュージーランド産のゴットランド。 産まれて初めて毛刈りされた、子羊の羊毛です。 羊毛に触れていると、飼っているペットを “わしゃわしゃ〜” っと撫でているようで、とても癒やされます。 そして、今回は子羊だからか飛び跳ねるような無邪気さも感じられました。 しっか