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昨年GWに配信した、動画広告の結果と費用を公開!

こんにちわ、いとクニです。
企業向けに動画広告から始まる自社コンテンツのループを提案・制作しています。

今回はスキップ可能な動画広告(インストリーム広告)の説明、そしてそれを使った実績と費用をご紹介します。

有料部分は結果以降の記事になります。Google広告の説明は無料でお読みいただけるので、無料部分だけでも是非ご一読ください。

まずはGoogle広告の中身をご説明します。
動画内容の条件や料金の仕組みは、最初にクライアントへ説明する必要があります。信頼にも繋がりますので、必ず覚えてくださいね。

1)Google広告には審査があります

実は動画完成後にGoogleの審査があります。
完成後に審査落ちで配信されない可能性もありますので、安易に作ってはいけません。

2)広告が表示可能なタイミングでオークションが発生

広告の表示タイミングごとに、どの広告をどの順番で表示するかを決める広告オークションが行われる仕組みです。
ただし、最高入札価格を提示した参加者が必ず勝利するオークションとは異なります。たとえ競争相手が自分より高い入札単価を設定していても、広告自体の質が高ければ、有利な掲載枠を(費用を抑えたまま)獲得することができるようになっています。

3)基準を満たさない広告は除外されてしまう

オークション時、広告ランクが『期待されるクリック率』『広告とランディングページでユーザーが得る経験や価値』などの掲載基準を満たしている広告が選ばれるため、品質面で掲載基準を満たさない広告は除外されることになります。
余談になりますが、後者の『ユーザーが得る経験や価値』については別コンテンツの仕事につなげることが可能です。
Webサイトを訪れたユーザーは読む価値があるかどうかを3秒で判断するといわれていて、Webサイトに記載されている情報自体よりも使い心地や印象が重視される傾向があります。つまり、動画広告とWEBサイトを同時に提案することができます。
その際、相手側のアナリティクス情報も聞いておきましょう。
中小企業のWEBサイトはGoogleアナリティクスを入れていますが、以前のnoteの記事のような理由で、分析結果を把握していない企業も多いため、比較的簡単に情報を引き出せます。 

4)目標に合わせた入札戦略を選択しよう

クリック、インプレッション、コンバージョン、視聴など、重点的に獲得したいものに最適な入札戦略を選択できます。広告の目標に応じて入札戦略を選択しましょう。

▶︎スマート自動入札
クライアントのサイトでユーザーに直接行動を起こしてもらうことが目的の場合は、コンバージョン数に注目すると効果的です。この場合はスマート自動入札をGoogleは推奨しています。

▶︎クリック単価制(CPC)
ウェブサイトへのアクセスを増やすことが目標の場合は、クリック単価制(CPC)での入札が推奨されています。

▶︎広告視聴単価制(CPV)、インプレッション単価制(CVP)
動画広告を掲載していて、視聴回数や広告のインタラクションを増やしたい場合は、広告視聴単価制(CPV)またはインプレッション単価制(CPM)を使用しましょう。

▶︎広告視聴単価制
商品やブランドの比較検討される機会を増やすことが目標の場合は、広告視聴単価を使用します。

今回はこの中から『目標インプレッション単価』を選びました。
広告が1,000回表示された回数に基づいて料金が発生することになります。

5)予算の設定を考えよう

予算設定の種類はこちらの2つ。

▶︎ 1 日の平均額を設定( 例:10,000円 / 1日 )
▶︎ キャンペーン期間中に支払い可能な合計予算(例:200,000円 / 1ヶ月)

予算の配分については、こちらの2つ。

▶︎ 標準 : 予算を均等に配分する
▶︎ 集中化 :できるだけ速く予算を使用する

集中化 に設定すると予算が早い時間帯に消化されてしまう可能性があるのでご注意ください。

6)オークション発生時の発生する費用

再生されるかどうかはオークション方式とお伝えしましたが、最も高い金額がそのまま費用となるわけではなく、2番目に高い金額に1円を足した金額で支払うことになります。

目標インプレッション単価を800円にしていても、2番目の人が500円なら、501円の支払いということです。
広告料金は1視聴あたり10円から設定することが可能です。

ここまでがGoogle広告の仕組みでした。
まだまだ細かく設定できますが、今回は今まで述べた内容を設定して配信しましたので説明は割愛します。

さて、ここから実際に設定した内容に移ります。

7)実践

認知目的に効果が高い動画広告(6秒広告)は以前のnoteに書きました
以前のnoteは今回扱う動画広告とは種類が違っていて、年末年始のクライアント実績を踏まえておりますので、そちらも参考にしていただければと思います。

今回はインストリーム広告という動画広告を使いましたので、まずはどのような広告ということから説明していきます。

8)インストリーム広告とは

インストリーム広告には5 秒経過するとスキップできる広告と、スキップ不可の広告があります。今回はユーザーのストレスを極力軽減したいと考え、スキップ可能なインストリーム広告を選びました。

<広告の仕組み>
スキップ可能なインストリーム広告が再生される場所は以下の3つです。

▶︎動画が始まる前   ▶︎動画の途中   ▶︎動画の最後 

<広告の表示場所>
スキップ可能なインストリーム広告は、YouTube 動画再生ページまたは Google 動画パートナー上のウェブサイトやアプリに表示されます。

<動画の尺(長さ)>
12秒以上3分未満が推奨とされていますが、10分以上の動画や3秒未満の動画も可能です。

<サイズ>
特に指定はありませんが、YouTubeの動画上に配信されることから、アスペクト比が16:9が一般的です。
スマホメインで配信したい場合、9:16の縦長動画や1:1の正方形動画という考えもあります。

<音声>
音声が無い動画はGoogleの審査落ちの対象となる可能性が高いため、音声は入れておきましょう。

さて、インストリーム広告の特徴はご理解いただけましたでしょうか?
ではこの広告方法を選んだ理由に移りましょう!

9)インストリーム広告を選んだ理由

▶︎期待される効果と目標の一致
Googleが公開している、インストリーム広告で期待される効果はこちら。
1 販売促進
2 見込み顧客の獲得
3 ウェブサイトのアクセス数増加
4 ブランド認知度とアプローチ
5 商品やブランドの比較検討

この中から、ウェブサイトのアクセス増加を目標にしました。
動画の内容も興味を引くもので作成しております。

10)オススメの尺

インストリーム広告の尺は3 分未満までですが、15秒がオススメです。
理由としては、

▶︎ 動画を12 秒以上にするとYouTubeの視聴回数に換算される
▶︎ 日本のCM時間のスタンダード尺なので作る可能性が高く、慣れておくと今後の役に立つ

11)Youtube視聴回数に換算される条件

① ユーザーが動画広告をスキップせずに 30 秒以上もしくは
  最後まで視聴する(いずれか早い方まで)。
② ユーザーが動画広告に対しアクションを起こす

②のユーザーアクションとは....

▶︎ クリックしてウェブサイトにアクセス
▶︎ CTA(Call-to-Action)オーバーレイ、カード、バナーをクリック
※CTA:ユーザーに行動を喚起させるためのコンテンツ

いかかでしょうか、以上がインストリーム広告を選んだ理由です。

それでは、実際に配信した会社と設定した内容のご紹介いたします!

12)配信した会社の特徴

▶︎業務内容:フォーリーや音響効果など、『音』を制作する会社
▶︎所在地:香川県

13)広告設定

① 公開期間    :
Youtubeの視聴可能性が高くなるGWの1週間(2019年5月2日〜5月8日)
② オーディエンス
設定することで、特定の興味や関心を持つ対象に広告を表示することができます。今回設定したのはこちら↓

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