エアコンの試運転して!間に合わなくなっても知らんぞ!
真夏も真夏、8月のど真ん中の真夜中にエアコンが壊れて地獄を見た私がエアコンの試運転の大切さについて話します。
現代社会を生きる我々にとって、エアコンはなくてはならないもの……
あって当たり前と思っているかもしれませんが、意外とそうではないんです。
8月のとある土曜日、熱帯夜が続く東京のマンションの一室で事件は起きました。
翌日に釣りを控えていた私は、諸々の準備を終え22時ごろ布団に入り電気を消しました。
寝付くまで時間のかかるタイプの私はその日もすぐに眠れずに無駄な時間を過ごしていました。
1時間ほど経ったころ、「ピピっ!」とエアコンが鳴き出しました。
普段は無口なエアコンくんが急に鳴き出したので、心臓がキュッとなるタイプの驚き方をしてしまいました。
エアコンくんはただ鳴いただけでありません。
勝手に無許可で止まりやがりました。
私の心臓も止まるかと思いました。
「まさかまさか壊れた…?こんな暑い中で?」
リモコンを押しても反応しないエアコンくんに焦った私は電源を引っこ抜きました。
そして再び電源を戻しリモコンを操作するとエアコンくんは息を吹き返しました。
安心した私は、エアコンくんが止まった恐怖ですっかり汗ばんでいたので、シャワーを浴び直すことにしました。
サッパリした私が部屋に戻るとなぜか暑い。
エアコンくんがまた死んでいる。
その後、また同じ対処法をやってみましたが、一旦は息を吹き返すものの15分ほどで再び死に至る病。
AEDをやっている気分です。
埒が開かないため、エアコンは放置、仕舞い込んでいた扇風機を取り出します。
扇風機を強で運転するも、真夏の夜はそう簡単には冷えません。というか朝まで冷えませんでした。冷蔵庫を開けっぱなしにして、扇風機の風を当てたり、無駄な努力ばかりしていましたが、結局諦めました。
早朝から釣りの予定だったので、結局少し早めの朝5時にクソ暑い部屋を後にしました。
翌日の朝イチでメーカーに連絡し修理手配。
しかし修理に来られるのは最短でも1週間後。
とりあえず申し込みましたが、「この先1週間どうする?」問題はそのまま。
とりあえず夕暮れまで江ノ島で釣りして、帰りの電車でこれからのプランを検討。
(釣りは安定の坊主)
その日は結局、一旦家に帰り釣り道具を置きすぐに近場のスーパーホテルに転がり込みました。
日曜だったこともあり、リーズナブルな価格で宿泊と大浴場を楽しみました。
翌日は月曜だったため、ホテルから直接会社へ。
世間話で課長に、「私、今ホテル暮らしなんすよね笑」と伝えたら、
「自分、出張で貯めたじゃらんポイントたくさんあるんで宿泊費出してあげましょうか?というか出しますよ」
と言われましたが流石に断りました笑
課長がなぜか異常な勢いで出しますよ、出しますよ言ってきて少し恐怖を感じました……
月曜からはビジネスホテルの連泊で安くなるプランで金曜まで過ごしました。
ホテル暮らしってこんな感じか…と最初は非日常感をエンジョイしていましたが、すぐに家のデスクトップパソコンやPS5が恋しくなりました。
ゲームもできないし、大画面でYoutubeも観れない、テレビはくそつまらないし、すぐに飽きました。
なんとか平日を乗り越えた私は、土曜と日曜は浅草にあるちょっと良さげな旅館を選びました。
そしてあまりにも暇でひまで仕方ないので、自宅のPS5を旅館に持ち込みました。
無駄に何度も温泉に浸かり、畳敷の涼しい部屋でゲーム。
最高でした。満ち足りていました。
家事もやらずにゲームできる環境、素晴らしすぎる。
夜には、スマホのテザリングで無理やりPS5をオンラインに繋ぎ、友人たちとモンハンをプレイしていました。
こんな感じでちょっとした非日常感を楽しみ、ようやく修理の日になりました。
修理は部品交換ですぐに終わり一安心でした。
修理完了後、すぐにパソコンの電源を入れcodをプレイした記憶があります。よっぽどPCでゲームがしたかったんでしょう。
なんだかんだで楽しい1週間を過ごせたな、たまにはホテル暮らしも悪くない、とそのときの私は思っていました。
しかし翌月のクレカの請求を見てびっくり、流石に1週間分のホテル暮らしはなかなかな金額となって、翌月末の私の残高に深い爪痕を残していきました。
それ以来、私は毎年6月にエアコンの試運転をしています。
皆さんも、私のようにホテル暮らしで無駄な出費が!とならないよう、早め早めの試運転をおすすめします。