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爆速脱無職して在宅勤務はじめたよ

メンヘラが爆速脱無職して、在宅で一生懸命働いている話です。人はなぜ働いてしまうんでしょうか〜。

新卒から2社目である前職、通勤も瞬間最大激務もつらすぎていよいよ身体を壊したので、思い切って転職先を決めず辞めたんですけど、

休むぞ〜! と思っていたのは最初の2か月弱だけで、気付いたら近所でバイトしてました。

結局2か月弱で通いのバイト開始→失業手当始まるも、就職しようとする積極的な意思がありすぎて在宅バイトをやりまくる→そのまま就職、フルタイムになり今に至る。ここまで1年未満。なんも休んでない!

休む才能がない

振り返ると本当にない。こんなに健康にだらしないのに……。
これまでの職場では、辞める前に一応休職も提案されたけど、なんか「休みをもらっても元気になれる気がしない。自信がないし、職場環境的にも」という自責の念&他責の念でかかりつけ医にすら相談できず順調に退職。
1回目の転職時は、有休消化で1か月丸々休みがあったしコロナ禍前だったにもかかわらず、謎の焦燥感で資格取得とかしてた。何かするなら旅行でも行けばよかったのに。

てことは分かっていたから、直近の退職後は、人生初の無職だ!! 休むぞ!! って思っていたのにすぐ職種「パート・アルバイト」になってしまった。夜な夜な求人をあさるのが趣味だった。

しかしアルバイト挫折

冷静に考えて一般的な通いのアルバイトは無理でした。通勤すらできなくて前職を辞めたんだもの……。
通勤キツ! と思いながら通ってたら、あれよあれよという間にぎっくり腰や右手首骨折・捻挫などに見舞われたので、おとなしく辞めました。
そういえば厄年でした。健康に気をつけましょう。

リモートワークのある世界

家でもできる仕事を探してみたらば、ふつ〜に世の中、リモートワーク前提の求人がたくさん出ていて驚きました。転職前と全然景色が違う。

ぼちぼち失業手当の給付が始まるところだったので、できそうかもしれない求人に応募しつつ、短期の在宅バイトでお小遣い稼いでいるうちに、失業手当受給の要件の一つ「月2回の求職活動(求人応募)」が、精神的にキツくなってきました。ちゃんとしてそうなところはやっぱ選考通らないのよね……。

受からないなら受からないで、求職しながらバイトしつつ、働けなかった日の分の失業手当を受け取っていればなんも問題ないんですが、そもそも月1でハロワに行くのもキツい。遠いし。ちょうどその頃、あるバイト先でフルタイムにならないか相談をいただいたので、乗っかって失業手当卒業しました。

不健康でもリモートなら働けるか

なんかね、今は会社が本気出せば、本当にほぼ在宅で働けるのね。時代は変わってしまったのね……。
なので、在宅でも正直ありえんほど働いてる時もあるんですね。だって働けてしまう。

通勤がなくなったのはデカいです。以前は「本日会社にたどり着けません、休みます」(これが我ながらクソすぎて辞めた)だったのに、在宅なら「そこにトイレあるし座れはする。最悪寝ながらでもできる仕事はある」となる。
そんなに体調悪いならほんと寝てろよ……って気もするけど……でも……人はなぜか働いてしまうので……いつ悪くなるか・良くなるか・治るか分からない持病持ちの人間にとって、動けなくても多少の生産性を手にできるだなんて、しかも専門職じゃなくて一介の接客業や事務職だった凡人がよ……正直ありがたかったです。元気な人でも外に出られなかったコロナ渦だからこその時代の変化なんだけど……。

今度は一生今の仕事したい

在宅勤務だとズルズル働けてしまうので、体調悪い時に休めないんじゃないか?(もちろん会社に言えば休めるけど、うっかり働いてしまうんじゃないか?)という課題があります。
けど、実際にほんと〜に具合が悪かった時、会社にこう説明しました。

「実は昨日からこうで、今日寝て過ごしたところで明日良くなっている確証がないので、オンライン会議などはできないけど可能な範囲で仕事をしたい」

ほんとそれ。休みをいただいても良くならない。じゃあ2日寝てればいいじゃない……! って気もするが……。結局申し訳なさから無理している気もするが……でも……働きたい……!

なんか知らんが、働きたいんですよね。
たぶん、無理してでも働くことでなんかこう……許されたい……。何かを……。メンヘラでも存在していることとかを……。たぶん……。

言うてこんな不健康な人間雇う会社だから、めちゃくちゃ人手が足りないんですけど、実はその中でも新規に立ち上げた事業の事務員第1号をやっています。つまり、だからあまり休みたくない(担当者は自分しかいない)気持ちになるということでもあるんですけど、それを差し引いても実は……本当に……仕事がすごく楽しい……。
今まで大企業しかいたことなかったんです。事務職はありえん量の定型業務が基本で、上の方針でなんか先進的なこと求められようもんなら地獄みたいなことになるんですけどそういうのに幾度となく巻き込まれ、不可逆な健康状態になりました。
で、零細の新規事業なんていったらもう未開の地……! 楽しい……! やるべきことも求められることもそりゃまあ決まってはいるし事務員というか何でも屋だけど、自分のやり方でやりたい放題……。だってやり方が決まってない。自分が勉強して考えて上に話通して決めていくstyle。(そこの業界経験はベン図で被る程度にはある)
とりあえず半年やったので修羅場の時期もいくつか経験して、トランス状態でもなくなってると思うけど、むしろ半年経ってもまだトランスしてるのだろうか? ってくらい楽しい。大変な目にあって泣くことも当然あるけど……。

結局なぜ働くんでしょうか

そんなわけで、通勤できないくせに働きたがるメンヘラにとって、人手不足のリモートワークは、めちゃくちゃ相性良かった。

  • 多少動けなくても生産性を手にできる

  • 人がいないので存在意義を見出せる

というのが、かなりデカい。まあでも人いないからね……急にわたしがトンズラこいたら上司はどうなってしまうんや……という問題があるけど……そこは在宅であることによりギリギリまで手にできるこの生産性で……耐えていきたい……。わたしは常に「いないよりマシ」なのだ。

メンヘラ、そもそも自己肯定感が低い。それは育ちや性格によるものというより、単純に「不健康ゆえ人の役に立たないので……」という客観的に考えた風な主観なんだけど……。
もうそう思っちゃってるので無理なのよ。無理なので、それを「とはいえ、いないよりマシ」の力技で上書きしていかないと、同じ場所に長くとどまることができない。いつも「身体的にフルタイム出勤無理だな」と思いつつ「休んでも完治するものじゃないし、わたしがここにいてはだめだろうな」という気持ちで会社辞めまくってきた。

なんかもう労働は祈り。自分はここにいたほうが(自分も周りも)いいだろうなと思い続けるための。
人はなぜ働くんでしょうか〜、と書き出したけど、わたしにとってはそういうことでした。

でも来年はもう少し楽したいぞお。がんばろ!

#2022年のわたしと仕事

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