人は1日8時間、記憶と空想の中に生きている?
最近、こんな話を聞きました。
人は1日の間、47%の時間を、集中できない状態で過ごしているそうです。
1日は24時間、睡眠時間は7時間として、起きている時間は17時間。
わたしはこの時間のうち、47%の確率で「今ここ」とは関係ないことを考えている可能性があります。
時間にして8時間。
単純計算で「今を生きられている」時間は、たったの9時間。
1日のうち8時間は仕事してる。
いや、仕事も好きですけど……。
わたしの人生、大丈夫!?
1日の行動を大別すると、
・睡眠
・食事や入浴、家事など睡眠以外の生活
・仕事
・余暇
に分けられる。
起きている時間の大部分は仕事が占める。
その次が生活。
そういえば今日の朝ごはん、どんな味だっただろう。新潟県産のおこめを買ったんだけど、変化はあったっけ。
毎日入浴剤を使ってるけど、どんな匂いだったっけ。「柚子」はなんとなく思い出せるけど、「森」の匂いってどんなのだっけ?
歩き慣れた道を通って郵便局に行ったけど、季節が変わって新しく咲いた花はあったっけ。
(だっけ がゲシュタルト崩壊)
大抵、何かを読みながら食事している。
スマホをいじりながら入浴している。
何か考えながら歩いている。
記憶で味わってる。
記憶でリラックスしてる。
そこじゃない場所を歩いている。
ヤバイ。
要するに、「今を生きる」ことの第一歩って、
「五感からの情報を意識すること」
じゃないだろうか。
五感から得られる情報は、自分で準備したものも、天から与えられたようなものもあるけど、
いずれにしても、人生の時間を費やしているのに、本当には体験できていないなんてもったいない。
先述の文献によれば、「今現在の行動と関係ないことを考えている人」は「(そういう人ほど)幸せではない」といえるそうです。
五感を意識したら、幸福度は上がるでしょうか?
試しに新潟県産コシヒカリをとっても味わって食べてみたところ「美味しいから幸せ」というよりは「このごはんを味わう時間を持てることが幸せ」のような感情が芽生えました。
「幸せとは結果ではなく過程のこと」と時々聞きますが、これがそういうことかも?
「幸せとはなんなのか」についても色々と参考にすべき研究はあると思うのですがいったん置いといて、
少なくとも自分が手にする幸せには「今を生きている幸せ」が含まれていてほしいから、今日はスマホを持たずにお風呂に入ってみようかなと思います。
いただいたサポートで、ちゃんと野菜を食べようと思います。