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テキストが手元になくても勉強はできる ~テキストの脳内再生~

働きながら司法書士を目指している方にとって、一番の悩みは「勉強時間の確保」です。

限られた制約の中、勉強時間を確保するための方法として、よく言われるのが「スキマ時間の活用」です。

例えば、電車やバスに乗っている時間や、休憩時間などを活用して勉強することがよく勧められますが、電車に乗っている際も、いつも座席に座ってテキストを開いて勉強できるわけではありません。時には満員電車に乗らなければならないこともあるでしょう。

このようなテキストを開くことができない状況では勉強できないと思われがちですが、実は、テキストなどの教材が手元に何もなくても勉強する方法があります。 それが「テキストの脳内再生」です。

それでは具体的なやり方を説明していきます。

まずは、朝に家を出る前に、テキストを「眺める」習慣をつけます。ここではじっくり読むのではなく、書かれている内容を確認するためにパッと眺める程度なので、一言一句読んでいく必要はありません。なお、その前日に勉強したところなど、比較的記憶に残っているところがよいでしょう。

朝に家を出る前にテキストを眺めたうえで、家を出た後にスキマ時間ができたら、確認したテキストのページを脳内で再生します

例えば、「このへんにこういうことが書いてあったな…、その下には…、その隣には…。」といったように、頭の中でテキストの記載をイメージしていくのです。

この際、テキストの記載の一言一句を思い出す必要はありません。「こういった内容が書いてあったな。」と思い出せればそれで十分です。

もちろん、手元にテキストがない以上、思い出した内容の答え合わせはその場でできないのですが、頭の中で思い出すだけでも記憶に残り、十分な効果があります。加えて,自分の記憶の定着度を測ることもできます。

これは満員電車の中はもちろん、家からバス停まで歩いている間、駅から会社へ歩いている間など、ふとしたときにできる学習法なので、学習時間の確保に悩んでいる方はぜひ実践してみてください。

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