らもちく
前回(中島らも没後15年ライヴ)の続き
らもさんのガタラの豚にも出てくる楽器、世界で唯一の女性ニャテテ(ニャティティ)奏者のAnyangoさん
ニャティティはアンプラグドなのかが気になったけどよく見えなかった…松尾さんの説明で、ニャティティの演奏を聴ける事がいかに貴重な事かを知る。現地では女性は触ってもいけないそう。カリンバとハープを足して2で割った様なきれいな音でした。前日までフジロックに出ていたというパーカッションの方と、今までの雰囲気はなんだったんだと思うほどの世界観を見せられました。
らもさんについての本は割と読んだ方ですが、次にでてきたPISSが歌っていた曲、CDが高すぎて買えず、聞いた事が無かったのでこれも貴重でした。
短すぎる何曲かのあと、ゲストの大槻ケンヂさんを呼んで3曲、町田康さんを呼んで3曲、2人でJAGATARAの「タンゴ」でした。町田さんをはじめて生で見ましたが『さっきまで執筆してました』みたいな出立ちでした。そして凄い歓声。大槻さんが出てきたとき、いつのまにかファンが舞台前まで押し寄せてて完全に乗り遅れました。さっきまでみんな座ってたのに…
日本印度化計画PISSバージョンはベースの音が聞こえませんでした。
じゃがたらのタンゴをはじめて聞いたときは、穴子さんみたいなクセのある歌い方が気になり過ぎて歌詞が全然入ってこなかったんですが、お2人のタンゴがめちゃくちゃ良かった。
大槻さんの力強い歌い方は前から良いなぁと思っていたんですが、しっとりした町田さんバージョンも素敵でした。個人的に町田さんはバラードの方が本人に似合ってる気がする。
最後になって出演者全員で『いいんだぜ』を合唱。
なにわのwe are the worldや…らもさん尼崎やけど…いいんだぜ…オニさんにシンディローパーがダブって見えました
歌の後は協賛のカネテツデリカフーズのちくわがバラまかれました。場所が悪くて取れなかったんですが、会場に飛び交うちくわがシュールでした。
はもちく欲しかったので後日買いに行ったんですが3軒はしごしてカネテツのものは見つけられませんでした。しゅん…
終わったのが21時半、終電で家に着く頃にはヘロヘロでした。
振り返ってみて印象的だったのは、松尾さんの「中島らもモノマネ」が上手すぎる事と、お客さんの雰囲気がそこはかとなくヒッピーみたいだった事でした。
後日仲のよい先輩にライブの話をしたら羨ましがられました。
世代なんだろうな…らもさんファンなら楽しい事間違い無いライブでした!
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