いとバイ通信30 ストリートドリームズの理念

いとバイ通信31  ストリートドリームズの100年ビジョン

2020.6.19(金)

何をしようとしているのか(パート1)

ソフトバンクの孫正義さんは組織の出発点は「理念」だとのこと。理念の表現とは300~100年後にこの組織が生み出そうとしているものをさもタイムマシンで見てきたように描かなければならないと。私もストリートドリームズの100年後のビジョンつまり理念をまずはみなさんにお伝えしなければならないと思いました。

分かち合い世界の新しい実現方法

【日本のNGO】
私がバングラデシュへ駐在員として行ったのは44年前の1976年です。当時のバングラデシュは独立戦争直後ということもあって私が滞在したポイラ村は飢餓の状態にありましたし国全体もどん底の貧しい状態でした。そんな中でどんな方法で支援するのが現地の人たちの役に立つのだろうと試行錯誤を繰り返しました。

1991年から7年間同NGOの東京事務局に有給スタッフとして勤務しました。貧しい村の人々が相互扶助グループをつくりその活動がうまくいくように現地人スタッフが支援するやり方になりました。定期的ミーティング、貯金、成人識字学級、収入向上などのプログラムを通じて彼らが自らの力を高めていった時期でした。

現在では現地のNGOをパートナーとしこのNGOの活動を物心支援する活動を行っています。

【ストリートドリームズの100年先】
今のバングラデシュはあと1年で独立50周年となります。建国後人口は2.4倍の1億6千万人(2018年)まで増加しました。バングラデシュは今や人類史上未経験の人口密度の高い国(都市国家を除く)となっていますが14年の間GDP前年比5%以上の経済成長を達成し急速な経済成長を実現しています。子供の就学率も99%とほとんどの子供が学校教育を受けている状況に変化してきています。

この50年間の日本とバングラデシュの関係も独立当初は支援する国とされる国に明確に分かれていました。民間ではNGOによる支援活動が盛んに行われた時期でもありました。

現在は急速に経済成長を果たしバングラデシュが支援に頼っていた部分も自立的な活動に変化してきています。しかし国内の経済最下層も少なくなっているとはいえ人口が多いだけに最下層の人たちの生活はなお厳しいものがあります。その象徴的な存在のひとつともいえる人たちがストリートチルドレンや養護施設の子供たちです。

そんな時代状況の中ストリートドリームズはどんな理念を持てばいいかを考えてきています。

パート2に続きます。

※ 「#いとバイ通信」のブログにこれまでいろいろ書いてきています。ぜひご覧ください。

※バングラデシュの人の多さは商売をする時買い手がいないことを心配が少ないと言えます。事業のアイデアさえよければ成功する確率は非常に高くなります。ソーシャルビジネスも日本人のアイデアと資金が加われば高い確率で成功すると私は確信しています。

※成人のストリートチルドレンのソーシャルビジネスの活動を支援する日本の組織がストリートドリームズで募金活動を開始しています。下記のように郵便振替口座ができました。この活動の支援のための募金をよろしくお願いします。

※口座名 ストリートドリームズ 郵便振替口座 01710-3-152031

※ストリートドリームズの活動についてはこれからもこのいとバイ通信でお伝えしていきます。

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