いとバイ通信17 新型コロナの社会学

いとバイ通信17   新型コロナを社会学の生きた材料に

2020.5.17(日)

新型コロナ発生から半年

いまだに正しい対処方法がわからないというところでしょう。難しいということをしっかり認識していない国の米国やブラジルのリーダーと難しいとの理解で初めからしっかり取り組んでいる国があります。この差は結果(罹患者数や死亡者数など)としてはっきり読み取ることができます。

対処の過程を見ているとリーダーの資質や国民性(文化を含めた)や国の体制によってさまざまだということがわかります。私は人類史上全世界がこのようにたった一つの共通の指標(新型コロナ)に立ち向かった初めての経験をしているのではないかと思います。まさに現在はそのライブ感あふれる時を私たちは全世界の人々と一緒に生きています。

浮彫になってくる問題点

コロナ以前は隠れていた問題点が露わになってきているのを私たちは目撃しています。例えば「民主主義」と実際の政治の隔たりを実感されている方は多いのではないでしょうか。私は強く感じています。各国についての私の見方を書きたいと思います。

アメリカ

私は民主党好きではないのですが、トランプ大統領が当選してからは「この人がなぜ当選するのだろう」という疑問を持ち続けて今日に至っています。この人は徳が少なく世界の国の中でも世界の富を集めまくっている国の米国なのに自国ファーストを主張ししかも自らは大金持ちなのです。

アメリカの大統領選は世界の民主主義の最高峰の選挙のように感じていました。(感じていたこと自体大きな間違いだったのでしょうが)その結果がトランプの当選だったのです。彼には三国志の劉備玄徳のような徳は全くありません。その風が全世界に吹いて世界のリーダーに自分勝手な人々が増えてしまいました。

またトランプ大統領は北朝鮮のやり方に似て対立をあおって漁夫の利を得る手法を使ってきています。今回のコロナについてはまずコロナの対処の難しさをまったく理解していませんでした。迷信に基づくようなあきれる楽観論を展開していました。世界最強だったはずの米国感染症対策組織も信じられない失策で感染爆発をさせてしまいました。もし彼がコロナの難しさを理解し十分に備えをしていたらこんなにひどい状態にならなかったでしょう。

リーダーに求められるもの

このような世界の大問題に直面した時、リーダーはその問題をしっかり理解する能力が求められます。そんな意味ではドイツのメルケル首相は自ら科学者なのでこの問題の本質を自ら理解し十分な準備を行ったのでした。

リーダーは国民に対してコロナへの心構えを十分訴える必要がありました。決して楽観論を述べるべきではありませんでした。私が理解できないのはこんな失策の結果が今の現状(アメリカが最大の感染者を出しているという)なのにトランプを責める空気が感じられないことが大きななぞです。

今彼がやっていることは大統領選で次第に不利になりつつあることを自覚し中国を糾弾することで人々の目をそらし自分の失点を挽回しようとしているようです。こんな時世界の真のリーダーだったら世界を一つにまとめてコロナに立ち向かわなければならない時なのにです。

※バングラデシュの人の多さは商売をする時買い手がいないことを心配が少ないと言えます。事業のアイデアさえよければ成功する確率は非常に高くなります。ソーシャルビジネスも日本人のアイデアと資金が加われば高い確率で成功すると私は確信しています。

※成人のストリートチルドレンのソーシャルビジネスの活動を支援する日本の組織がストリートドリームズで募金活動を開始しています。下記のように郵便振替口座ができました。この活動の支援のための募金をよろしくお願いします。

※口座名 ストリートドリームズ 郵便振替口座 01710-3-152031

※ストリートドリームズの活動についてはこれからもこのいとバイ通信でお伝えしていきます。

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