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白髪が1本、白髪が2本…。

操作イトウです。今回は、生え始めた白髪が気になっている方へのお話。

これは終わりのない戦いの始まり。抗うべきか、受け入れるべきか…。

洗面台の前で、食い入るように鏡を覗き込む姿が目に浮かびます。白髪と戦うには、まずは白髪を知るべし!

白髪のメカニズム

ざっくりと説明します。「毛根」には、“髪”を作る「毛母細胞」と、“黒い色素”を作る「メラノサイト」があります。

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これらは役割分担されています。毛母細胞は働き続けるけど、メラノサイトの方は、何らかのきっかけで停止してしまうことがあります。すると、「髪は生え続けるけど、色が入っていない」つまり白髪になるのです。

「白髪」と科学

このように、白髪がどういう状態なのかは解明されています。ですが「なぜココに生えてきたのか?」については分かっていません。

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ですが長年美容師を続けてきた経験上、目につきやすい「顔周り、てっぺん」に生えてくることが多く、対して「襟足部分」は少ない傾向があります。襟足部分は高齢になっても黒い髪が残りやすく、いわゆる「ごま塩」のようになる方が多いです。

白髪は同じ箇所に集中的に進行することも多いです。「脳のよく使っている部分から白髪になるのでは?」という意見もありますが、俗説です。想像の域を出ず、科学的に解明されてはいません。

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もしこの点が解明されると、それに応じた薬剤が開発されることになります。「白髪を無くしたい」これは需要のある分野なので、いずれそういった薬剤が生まれるかもしれませんが、それが塗る薬なのか、飲む薬なのか、副作用はどうか、様々な問題が付いてくるはずです。

今のところ原因は。

メラノサイトが停止する原因は[加齢、ストレス、遺伝]とされています。

ストレス性と見られる「若白髪」は黒い髪に戻ることもあります。僕の同級生の親友は、高校時代は白髪が多く生えていましたが、33歳の今、ほとんど白髪がありません(彼が特例である可能性もありますが)。

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白髪が「生え始める年齢」や「生える場所」「進行するスピード感」はやはり遺伝によるところが大きく作用していて、ご両親か親族に似る傾向が強いです。特に「生え始める年齢」と「進行するスピード感」にはかなりの個人差があり、20代のうちから白髪が多い方もいれば、50代を過ぎても黒々している方もいます。

白髪は抜くと増える?

これはよく聞かれることですが、白髪は「抜いたら増える」といった直接的な関係性はありません。ですが「進行するスピード感」と気になってしまう日常で、増えた」と体感してしまうと思います。

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それとは別に、美容師目線では抜くことはオススメしません。繰り返し抜いていると、毛根が炎症を起こして死んでしまう可能性があるからです。前述した通り、白髪は「顔周り、てっぺん」に生えやすいため、繰り返し抜き続けていると、将来的にその部分が薄くなってしまいます。

特に女性の場合、年齢を重ねるうちに薄毛に悩む方が多くなります。一本一本にハリコシがなくなり、頭皮が見えるほどぺチャンとしてしまう方は多く、「顔周り、てっぺん」の毛が少なくなってしまうと、より目立ってしまうのです。

なので、まだ数本だけ気になる程度であれば、短く切ってしまう方がいいです。

白髪の特性:艶っぽく見えない理由

白髪は黒髪に比べてウェーブが強く、パサパサしやすい特性があります。ウェーブは髪が長くなるほど存在感を増すため、ロングになるほどパサパサ感が強調されます。艶のない髪は清潔感が失われ、疲れた印象を与えやすいです。

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髪の毛の艶は、光の反射によって起きます。真っ直ぐ(平ら)な髪は真っ直ぐに光を反射するため、艶っぽく見えますが、ウェーブがある髪は光が乱反射するため、艶っぽく見えにくいのです。

いつかはグレイヘアになりたい!

グレイヘアというと、白人のおばあちゃんのような、ロマンスグレーの真っ白な白髪をイメージする方も多いと思います。ですがアジア人はキレイな白髪になりにくく、白髪染めを続けていると切り替えるタイミングが難しい…。

詳しくはコチラ↓

白髪にまつわるケア用品なども多く、まだまだ話し足りないのですが、入門編としての今回はココまで。



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ではまた。


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