「最近、抜け毛が多い気がする」秋に感じる髪の毛のトラブル3選
操作イトウです。
今回は、秋に起きがちな髪の毛や頭皮の変化、についてのお話。
秋口は、冬支度をするように身体の変化を感じやすい時期です。この時期には身体のみならず、髪の毛にも変化が起きることがあります。
そこで、お客様との話でよく挙がる、秋に感じる髪の毛のトラブル3選をご紹介します。
【トラブル①】「最近、抜け毛が多い気がする…」
涼しくなった秋口に、抜け毛が多くなる事例は沢山あります。
「夏の負担や疲れが、涼しくなった秋に表れる」といった考えもよく聞きますが、科学的な知見とは少し離れてしまうので、違った意見を。
ワンちゃんなどの動物が、季節の変わり目で毛がごそっと生え変わることは知られています。これを「換毛期」と呼びますが、我々ホモサピエンスにも「生え変わり」があるそうです。
換毛期は、「夏毛」と「冬毛」の切り替え時期に起きています。
ちなみに美容師目線では、「夏毛」「冬毛」の髪の毛の違いはわかりません。見た目や手触りの違いは感じられず、薬剤の効きも影響はないので、施術ではあまり気にする場面はありません。
▼AGAや円形脱毛症などではありませんが…
髪の毛は通常時でも、毎日100本弱は抜けています。
AGAや円形脱毛症などは別の原因で起きていますが、「手ぐしに毛が大量に付いてくる」「枕に毛がごそっと付いていた」などが1ヶ月以上も続くようであれば、気にかけた方がイイかもしれません。
【トラブル②】「髪色が明るくなった気がする…」
美容師は、ヘアカラーした色味が抜けることを「褪色(たいしょく)」と呼びます。褪色すると髪の毛の明度が上がり、多くの方はオレンジがかった茶髪になります。
これは主に、日常生活で外的刺激を受けて起きるため、「髪がダメージを受けた」ことになります。外的刺激の積み重ねで、気付いたら髪が明るくなっているのです。
この時期に褪色しているケースは、主に2パターンあります。
■紫外線による褪色
夏の間にこんがり日焼けをして、真っ黒な肌になっている方も多いと思いますが、実は髪の毛も日焼けをしています。
褪色は夏の間、外に出る機会の多かった人に起きやすいです。
部活やスポーツの中でも、サッカーなど帽子をかぶらない競技の人がなりやすいです。
日差しを浴びた髪の表面だけが褪色するため、表面以外の内側は暗いまま、という状態になります。
■プールや海水浴による褪色
プールの塩素や海水は、褪色の原因になります。
特に染めたてのヘアカラーは抜けやすく、一回で「染めてから数週間後」ぐらいの印象になってしまいます。
また白髪染めも褪色はしますが、少し明るくはなるものの、白髪を染める「黒い染料」は抜けにくいため、白髪に戻るほどではありません。
トラブル③「最近、頭が痒いんだが…」
秋に起きる頭皮トラブルは、原因によって対処の仕方が変わります。
主な原因はコチラ↓
《夏の皮脂によるもの》
夏の時期は、通常時よりかなり多く分泌されるため、皮脂が頭皮の邪魔をして痒みが起きやすくなります。
皮脂汚れを洗い流せるようなシャンプーや、クレンジングが有効です。
《乾燥によるもの》
気温、湿度が低くなるにつれて、頭皮が過度に乾燥しているかもしれません。
必要以上に皮脂を洗い流さないこと、また、しっかり保湿をすることで解消されます。
《シャンプーで洗い過ぎている》
市販されている夏用のシャンプー(スースーするクールシャンプーなど)は、皮脂汚れをしっかり落とせるように作られています。
ですが、通常より洗浄力が強めなことも多いので、秋冬まで継続して使っていると、必要以上に皮脂を流してしまい、乾燥肌の原因になることもあります。
困ったら、美容師さんに聞いてみましょう
夏は、髪の毛や頭皮に負担がかかりやすい季節です。秋は、その影響に気付きやすい時期でもあります。
困ったら、美容師さんに聞いてみましょう。
例えば、「褪色」は髪の毛に履歴として残ってしまいますが、ヘアカラーで隠すこともできます。
ではまた。
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