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【お洒落素人はやめた方がいいヘアスタイル】メンズ部門はコレ

操作イトウです。

少しずつ涼しくなり、秋冬のファッションを意識し始める頃。
ヘアスタイルも変えてみようかな?今っぽいヘアスタイルに挑戦してみたいけど、そこには落とし穴があります。

今回は、お洒落素人が安易に取り入れると火傷する、やめた方がいいヘアスタイル【メンズ部門】をご紹介します。

やめた方がいいヘアスタイルは「ウルフスタイル」

「ウルフスタイル」とは、襟足が長い状態のことを指します。
2000年代にも大流行していたため、30代以降の方なら聞き覚えのある名前かと思います。ですが、ツンツンした「無造作ヘア」のテイストが強かった2000年代のそれとは、少し趣が違います。

現代風のウルフは、フロントからサイドがマッシュベースで、クラゲっぽいシルエット。ハイトーンカラーにしていることも多く、マッシュの重さとハイトーンの軽さのバランスが特徴的です。
男性アイドルなどは既に積極的に取り入れていますが、顎がシュッとして見えるフォルムは、中性的な印象も際立ちます。

最近はこんなスタイルが急増中

▼ファッションは「逆張り」。上級者は「脱・刈り上げ」に移行

ウルフスタイルの流行は、ファッションの概念に起因しています。

2015年頃から現在までメンズスタイルで流行し続けている「刈り上げ」や「ツーブロック」は、時間をかけて大衆にも広がり、定番になりました。
ファッションに敏感な人は、それに応じて「脱・刈り上げ」に移行してきています。

「お洒落」とは、大衆がまだやっていない少数派のことを指します。なぜなら、「人と違った格好」をしている方が目立つからです。
「人と違った格好」は少数派であるが故、個性的だから「お洒落」に見えるのです。

「お洒落な少数派」は、カッコいいと感じた人から取り入れるようになり、取り入れる人が増えるほど、だんだんと大衆に浸透します。
すると「お洒落な少数派」が多数派になってしまいます。
そのため、「お洒落な人」は大衆に浸透するまでの間に、また違った少数派に移っていきます。

つまり、お洒落な人は「逆張り」をすることで、シーソーの様に乗り降りしているのです。
「刈り上げ」が大衆に浸透したからこそ、違った印象のウルフスタイルがカッコよく見えるのです。

刈り上げとウルフは、対照的な印象

だから「ウルフスタイル」は難しい。

ウルフスタイルは、70年代ファッションとY2K(2000年代のファッション)に起因しています。「ヒッピー」に代表される花柄、フレアパンツ、そして長髪は、2022年に回帰しています。

ウルフは、粗野で派手な「野暮ったさ」がカッコいいヘアスタイルです。ですがこのスタイルは、扱いが難しいのです。

①襟足のあしらいが難しい

まずウルフスタイルは、ヘアセットもキープも難しいのが難点です。

襟足は生えグセが出やすい部分で、伸ばした髪が思い通りの方向に向いてくれないことが多いです。
そして、“ぼんのくぼ(首との付け根にある骨張った部分)”の下は毛量が多くなりやすく、まとまりにくい。そのため、慣れていないとモリモリして、あしらいが難しいのです。

モリモリすると、カッコ悪くなる

②刈り上げから襟足を伸ばすと、大変

今まで刈り上げをしていた長さから伸ばそうとすると、ウルフに見えるようになるまで4〜5ヶ月は必要です。
その上、伸ばし途中の襟足は、まとまっていないと髪がモリッとしやすく、“意図せずなっている”感じに見えてしまいやすい。

すると「清潔感」が失われ、セクシーではなく“だらしない”印象になってしまいます。
つまり、伸ばしている間は中途半端で、“意図せずなっている”ように見えると、「不潔」で「下品」な印象になってしまいやすいのです。

時間がかかる上に、伸ばし途中が難しい

③TPOに合わせにくい

ウルフスタイルは、カジュアルな私服では雰囲気あるヘアスタイルです。反面でTPOに合わせにくく、特にスーツスタイルに合わせるのが難しいです。

どれ程カッコいいヘアスタイルであっても、スーツスタイルに於いて「襟足がシャツの襟にかかる」ことはナンセンスです。そのためウルフは、フォーマルなスタイルとは対極なのです。

とはいえ、ウルフスタイルが流行から「定番」になれば、ビジネスシーンに対応したヘアスタイルになっていくと思います。ですが、一般層の眼が慣れるまで時間がかかるので、ビジネスシーンで対応するにはまだ早いでしょう。

「襟にかからない」は、フォーマルの基本

◎取り入れるポイントは、BTSのテテ

デメリットばかりで難しそうなウルフスタイルですが、取り入れるポイントがあります。
それは、「ほんのりウルフ」にすることです。

例えば、BTSのテテこと、V(ヴィ)さん
映像や写真を見る限り、彼はあまり刈り上げっぽいスタイルにはしていないようです。

おそらくテテは、硬くてウェーブがあって膨らみやすい髪質。ですが、おさまりが良く、ギリギリでフォーマルにも収まる、お手本のような「ほんのりウルフスタイル」になっています。

▼最新スタイルは常に“ファッションありき”

先述した通り、ウルフスタイルはお洒落な反面、ファッションが限定されるヘアスタイルです。
最新のヘアスタイルはどの時代であっても、最新のファッションと連動して流行します。そのため、“ファッションありき”で取り入れた方がバランスはとりやすくなります。

特に、数年前まで流行っていた「ノームコアファッション」には合わせにくいです。
無地のTシャツ + くるぶし丈のパンツ + ニューバランスのスニーカー」といったスタイルは、フォーマル寄りのファッションなので、頭がウルフだと中途半端に野暮ったい印象になってしまいやすくなります。
「ノームコア」には、やっぱり「刈り上げ」の方が相性がイイのです。

そして、ウルフスタイルはカジュアルでこそ本領発揮されます。

装飾的な古着ファッション系や、2000年代のモード/ロックテイストなファッションは、とても相性がいいです。
今までより振り切ったスタイルに見えますが、このようなファッションは今後も広がりを見せて、時間をかけてスタンダードに置き換わっていくことでしょう。

“最新”は目が慣れていく

今は奇抜に見えるウルフスタイルも、そのうち目が慣れてきて、大衆に届くようになります。
「一部の奇抜な人向けでしょ?」と考えている貴方も、数年後には「やってみようかな〜?」なんて思い始めるかもしれませんよ。


ではまた。

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