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2023 霜月の京都・5 重森三玲の庭をもっと観たい旅、南禅寺塔頭天授庵、三門、そして志津屋

タイトル通り、5月(皐月咲く京都シリーズ)に引き続き、またもや重森三玲である。
11月の13〜14日の二泊2日旅である。
この時期なので紅葉はそんなに望めない。けれどもハトが京都を目指す理由はひたすら“お庭”なのだ。重森三玲のお庭に魅せられて氏のお庭を巡る旅はまだまだ続く。

あああ。
昨日下書きがほぼ完成したというのに、保存に失敗していた模様で、跡形もなく消えているところを今、発見。

こ、これは…
タイトル詐欺を続けているので重森三玲氏から苦情が申し入れられているような(笑)
そんな妄想をしつつ、今回も重森三玲のお庭は登場しない。
けれども、2回目なのでサラッと書いていこうと思う。


小雨が降ったり止んだりしている中、南禅寺塔頭の天授庵へ。
時刻は9:55。
境内はなかなかの人出になってきている。雨が降りそうなのに、皆元気だ。(自分を棚上げ)
天授庵も思ったよりの人出。
他人様を写真に入れないように撮るのに一苦労する。

天授庵の門。
屋根の隅に桃が乗っている
入ってすぐ。上を見上げる
暗がりからの向こうに見える遠慮がちの紅葉が美しい
広いのだな
ズーーーーム


実は人が居ないタイミングが発生したので急いで戻ってきた
ズーーーーム



今回、天授庵を選んだのは写真で見たお庭の幾何学模様のデザインが目に止まり、ぜひ見てみたいと思っていたからだ。それにネットでの紅葉情報で赤みが早めに進んでいそうだったということもある。
紅葉に関してはみんなもそう考えていたのであろう。だからこその混雑。

ジオメトリック
曲がり角のところだけ並べ方が違うのだな
赤い部分だけ
拝観通路、狭し。

ゆっくり座ってお庭を鑑賞すれば良かったのに、それをしなかった。
たくさんの人が目の前を横切り続けるのに耐えられそうもなかったからだ。
それに…すごく賑々しい日本人グループがやってきてしまい、ハトは退散。

枯山水のお庭を過ぎると、池泉回遊式のお庭が。

その前に建物のそばを通る。
ガラス戸の角っこ。
一番最初に見た天井はあの部分なのかも
人懐っこい泳ぐ宝石たち
日本絵画にありそうなデザインの橋
ワクワクする橋
池の周りを歩きながらどんな想いを巡らせたのだろう
フチから赤くなっていくのか?
最初に入った所の向かい側。
手前のこの木が一番赤かった。
ところで…あの小屋は何なのだろう
もしかして鴨系の鳥小屋?


枯山水ラブのハトとしてはこちらのお庭は周囲の木立が高く、この日のようなお天気では薄暗い感じがして、あまり好きな感じではなかった。けれども池にかかった“橋”がとっても素敵だった。特に飛び石のタイプはとても気に入った。

後からググったら、南北朝時代のお庭なのだそう。
アートでも建築でも、基本、現代モノが好きなハト。古き良きモノはどうしても後手後手になってしまう。それでも現代モノに通じる何かを感じるので、好き好きポイントを探しながらの鑑賞となっている。

拝観出入り口近くの松
こちらの松も迫力たっぷり
女子は素通りしていたが、年配の男性に大人気
幾何学模様がここから?
随分とスッキリした感じだが、本当は屋根が載っていたのだろうか。
何のための門なのだろうか。
天授庵に対しても“宿題”多数だ。
消火器かもしれないと妄想。


天授庵を出て目の前には三門が。
足がだいぶくたびれていたが、ここは昇ってみることに。
かの有名な石川五右衛門の、とは聞くけれど、その演目は見たことがないハト。
さらには石川五右衛門といえば、有名アニメの方が頭に浮かんでしまうのだ。
蛇足だが、そのアニメがこの暮れに本当の歌舞伎になる。旅に全お小遣いを注ぎ込んでいるのでハトはその歌舞伎を観に行けないが宣伝画像を見ると石川五右衛門はアニメの姿と大差ないのが面白い。

天授庵方向
中門方向
意外と街が見えないのだ
一瞬の差で観光客登場。
そんなことより木造の凄さに目を奪われる。
法堂
再び天授庵。ズーーーーム
天授庵と真逆側。美しい枯山水であろうお庭がある。
南禅寺僧堂。
昇ったからには降りるのだ


三門を降りてきて時刻は10:35。
三門でさらに足を酷使、ちょっとやばい。
南禅寺周辺で休憩しようとも考えたが、この後の予定から、早めのランチにすることにした。
なのでもう少し頑張り、とある場所へ移動。

そう、志津屋だ。
中門から金地院の脇の道を通り、蹴上駅へ。東西線に乗り、烏丸御池駅へ。
前回はお昼時だった為入り損ねたが、今回はお昼にしては早過ぎるくらいなのでイートインの席はガラ空き。

とってもお腹が空いていたので、サラダ・スープもついているカルネのセットにする。
カルネ本体はお初となる、サーモンカルネである。
セットを食べてもまだお腹空いていたので、メロンパンも追加。

わーい。カルネだ。
とても美味しかったが、サーモンなので若干後悔
愛らし過ぎる、メロンパン。
どこが愛らしいかというと、この後ろ姿。
メロンの生地がすっぽりパン生地を覆っている
断面図。


ゆっくり食べて、体力回復。
時刻は12:00。
いよいよお次は正伝寺である。

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