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村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」

7days Book Cover Challengeの4日目。

 村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
 村上春樹の小説はほとんど読んでいる。世間ではハルキストというらしいが、本人は、エッセイでは、村上主義者と呼んでほしい、と書いている。
 さて、村上春樹の小説で、おすすめは? と尋ねられることがある。これがなかなか決まらない。私は、村上春樹の初心者には、短編集をおすすめしている。たとえば「神の子どもたちはみな踊る」を。
 だが、ここでは、好きな作品ということで、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を。
 この小説は、「世界の終わり」の章と、「ハードボイルド・ワンダーランド」の章が交互に出てくるという構成になっている。そして最後は……、という小説である。
 「世界の終わり」は静、「ハードボイルド・ワンダーランド」は動、とこれも対称的に描かれている。物語としては、動の「ハードボイルド・ワンダーランド」の章のほうが面白い。ので、ある友だちが「ハードボイルド・ワンダーランド」の章を先に全部読んでから「世界の終り」の章を読んだ、といっていた。だが、そんなことをしてはいけない。
 小説には、著者の意図というものがあるのだから(まあ、著者の意図を無視するという読み方、あるいは権利もあるのだけれど)。

※7days Book Cover Challengeは、読書文化の普及に貢献するためのチャレンジです。参加方法は、好きな本を1日1冊、7日間投稿するというもの。本の表紙の画像をアップして、毎日1人のFB友達をタグ付けして、招待してこのチャレンジに参加してもらいます。タグ付けされて招待された人は、
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#7日間ブックカバーチャレンジ

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