手を洗う 78 緒 真坂 itoguchi masaka 2020年8月21日 20:11 駅のトイレに入った。中年の男がジャバジャバ水を出して、石鹸で手を洗っていた。用が終わり、洗面台に行くと、その男は、変わらぬ勢いで手を洗い続けていた。 やめる気配がなかった。 コロナ禍だな、と彼は思った。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! サポートをいただけた場合、書籍出版(と生活)の糧とさせていただきますので、よろしくお願いいたしますm(__)m なお、ゲストのかたもスキを押すことができます! チップで応援する #日記 #小説 #コロナの日々 78