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みつはしちかこ「小さな恋のものがたり」

 夏休み、それほど遠くないので、実家に帰った。書棚で、みつはしちかこさんの「小さな恋のものがたり」を見つけた。
 いつごろから始まった漫画なのか、考えてみれば、よく知らない。身近で読まれていたし、ベストセラーだったので、なんとなくわかっている気になっているだけだ。調べてみた。「『美しい十代』(学習研究社)に持ち込み後、連載が決定。1962年6月号に連載予告が掲載され、7月号より連載を開始した」とウィキペディアにある。
 「美しい十代」とは、またすごいタイトルの雑誌である。
 「その後いくつかの雑誌で連載し、2008年3月号まで芳文社『まんがタイムファミリー』に連載されていたが、同号を最後に「長期休載」の扱いとなっていた。単行本は1967年11月に刊行後、学習研究社→立風書房→学習研究社→学研パブリッシングより発刊されており、一部を除き毎年5-6月に新刊が発行されていた。2007年の第41集以後は中断していたが、2011年12月に42集が発売、さらに2014年9月28日[3]には描き下ろし内容を主とする最終第43集が刊行され、完結したとされているが、みつはしは「チッチとサリーの未来を描いてみたい」とも発言している。2018年10月に第44集、2020年9月に第45集が、「その後のチッチ」というサブタイトルを付けられて刊行された」となっている。
 昭和の戀(この漢字をあてるほど昔ではないが)の漫画。手を握るだけで、赤面する純情な戀愛。
 チッチとサリーのような純情な戀愛は、いまは、絶滅してしまったのだろうか。

  リアルな少女の心情はいま、どこに?

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