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春と青春
先日(2022.4.9)、中村総一郎さんとのClubhouse「少し文学的で、ロックで、インディーズっぽい音楽CLUB」で『春と青春』というテーマで、Room(番組)をした。そのテーマになった理由はじつにシンプルである。いまが春だから。春はまばゆくて、爽やかである。気分もあがる。だが、そういう春ばかりではない。別れもある。気分があがらない。そういう人もいる。そして、そういう楽曲もある。
そういう気分の楽曲も含めて、あれこれ選曲してみた。
以下、選曲リストと個人的なコメント(感想)である。
① Tunng 「Beautiful & Light」
イギリスのフォークトロニカのバンド。アコースティックで、かつエレクトロニック。心にしみる。
② モーズ・アリソン「spring」
毎月、村上春樹さんの村上RADIOを聴いている。以前、村上さんがモーズ・アリソンの特集をしていて、名前を知った。ちょうどいまの季節にぴったりなタイトルの楽曲。
③ エイミー・マン「Beautiful」
エイミー・マンは、自分のVoiceを持っていると思う。アーティストにとって、とても大事なことだ。
④ 平賀さち枝「春一番の風が吹くってよ」
中古レコード屋(吉祥寺と池袋と江古田にある)ココナッツ・ディスクで見つけた。小さいレコード屋は、その店に似合ったインディーズのCD、レコードを推してくる。そういうお店で、そういう推しを見るのが、私のひそかな楽しみである。
⑤ さよならポニーテール「青春ノスタルジア」
「メンバーは女性ボーカル5人を中心に、ソングライター、サポートが加わる。声以外の素性は一切非公表の覆面ユニットであり、ビジュアルは漫画風のイラストで表現されている(イラスト内では非実在の架空メンバーも含む)。ミュージックビデオで実写の少女が曲に合わせてリップシンクすることがあるが、実際のメンバーではない。活動は主にSNS上のみで、本人出演のライブなども行っていない」とウィキペディアに書いてある。普遍的な青春ポップス。
⑥ 3776「春がきた」
富士山のローカルアイドルだという。グループ名の3776は、富士山の標高、3776メートルを指しているそうだ。なるほど。いやいや、でも、この楽曲はぜんぜんアイドルポップスではない。歌詞にしても
春がきた
そして消えた
春がきたのに、消えちゃったのである。「ミュージックマガジン」がプッシュしていた。
⑦ RCサクセション「春が来たから」
初期のRCサクセションの曲。
花びらの中を君は去って行った
君の後姿にじんでた花が散ったから
恋は終ったのさ
春は別れの季節でもあるのだ。
⑧ 椎名林檎「青春の瞬き」
さすが椎名林檎さん。サウンド・プロダクションは実験的なのに、メロディーは限りなく美しい。
⑨ Epo 「ダウンタウン(アコースティック・バージョン1993)」
シュガー・ベイブの名曲のカバーであり、かつEpoの代表曲。このアコースティック・バージョンは、爽やかな風が街を疾走するようだ。
⑩高橋幸宏「エイプリル・フールズ」
高橋幸宏さんの曲は、どこか、ウスバカゲロウようにはかなげ。そして、もののあわれが漂っているような気がする。
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