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「ウィリー?」

 〇月〇日

 テレビのニュースを何となく見ていた。 ラグビー日本代表が成田空港に到着してファンが大勢出迎えている場面が写っていた。日本代表のユニフォームを真似たのか、ボーダーの服装が多かった。
「ウィリー?」
  と私が言うと、
「ん?」
 と妻くんがいった。
「さがせの人」
 と私。
「それをいうなら、ウォーリーだよ」
 と妻くんがいった。
 ああ。そうか。最近、物忘れが多くなって困る。

〇月〇日 

 宮藤官九郎 作・演出の舞台、ウーマンリブ Vol.12「サッドソング・フォー・アグリードーター」で、会場限定販売されていたCDを思い出したように聴く。
 作詞・作曲は、向井秀徳(一部、作詞宮藤官九郎)
 宮藤官九郎作・演出の舞台用の音楽なので、普段の向井秀徳の曲では聴くことができないようなタイプの曲が入っている。
 舞台と同じように、そのときだけ立ちあらわれ、その時間が終われば、消えていく音楽と思っているのかもしれない。
 「ZAZEN BOYS 4」のニュアンスがところどころ聴こえるところも好ましい。
 

 
 10月14日(土)
 
 明日、12時より、渋谷○○書店に行くので準備。
 めがね書林(妻くん)が店番をする。いっしょについていって、私の本を購入してくれた人にサインをするのだ。
 新刊はないが、そのかわりにお試し小説という、原稿用紙10枚程度の小説を書いた。プリントアウトして、封筒に入れ、売る。
 今までの手作りお試し小説は、封筒の封をせず、なかの小説を読めるようにしていた。
 今回のお試し小説には、封蝋をすることにした。
 封蝋した封筒なんてあまり目にしない。ちょっと珍しい。どうだろうか。
 そのほか、めがね書林の棚を入れ替えるので、本を選んだ。シェア本棚を始めた当初は、現在入手不可の古本を中心にしていたが、あまり売れないので、今年になってからは、近年私が読んで面白いと思った小説を置くようにしている。○○書店のお客さんは、小説を読む人が少ない気がする、と妻くんは言うのだけど。
 明日は雨予報。心も曇天。雨降り。

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