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もあテン

 かつて「ぴあ」という情報誌があり(私にとっては信じられないが、説明しなければすでにわからなくなっている世代がいるのだ)、読者投票による、映画や演劇等の、その年のベストテンをやっていた。
 そのベストテン以外に、「もあテン」というのをやっていた。
 もう一度見たい映画、演劇等のベストテンである。
 過去の全ての作品を対象にした人気ランキングである。

 あれは画期的だったな、と思う。

 いまは、あたらしい映画の紹介(テレビの日本映画の番宣の多さときたら!)だけで、きりきり舞いしていて、過去の作品を振り返り、楽しむことが少ないような気がする。

 演劇もあテンならぬ、もあファイブを考えた。
 以下のとおり(作品はその日の気分によって変わります。野田秀樹さんなら、「小指の思い出」でもよかったし、青い鳥なら、「いつかみた夏の思い出」「青い実をたべた~つめたい水おいしい水~」と交換可)

1 野田秀樹(夢の遊民社) 「白夜の女騎士」
2 鴻上尚史 「朝日のような夕日を連れて(紀伊国屋劇場進出バージョン)」
3 如月小春 「ロミオとフリージアのある食卓」
4 青い鳥 「シンデレラ シュトルム ウント ドランク」
5 劇団3○○「オールド・リフレイン」

 近年の舞台ははぶいた。80年代の演劇に集中しているのは、私がそういう世代だからである。

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