2.2. ストックサイクルの回し方

正直に言うと、ストックサイクルの回し方については明るくないです。お金の増やし方、特定のスキルの上達方法、意味のある人間関係の増やし方に詳しい方がいれば教えていただきたいということが本音です。

私自身、あえてストックサイクルがうまく回ったという経験を書き出してみると、以下の通りかと思います。

会社:会社の制度の中では最速で役職があがっている。その分、給料も増えた

投資:株式を30万円ほど持っているが、評価額で数万円プラス。

スキル:大学のころからロジカルシンキングの勉強をしている。会社の中では、論理的な思考ができているほうだと思う。

資格:IPA(情報処理推進機構)の資格は「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」と「ITサービスマネージャ試験」を除いて取得している。これは結構がんばったかもしれない

人間関係:もともと苦手で、友達も少数の人と長く付き合うほうが好きなほうである。このため、積極的に新しい人間関係を構築するということが得意でないが、ここ1年くらいはなるべく関係構築に努め、一生付き合っていきたいという人が2人増えた。

上記の通り、特別誇れるような内容はないが、それぞれ秘訣みたいなものを書いていきたい。

1.会社:なぜ、最速出世できたか

会社の評価の仕組みを知ることに尽きると思います。実質的に誰がどういう基準で、評価しているのかを空気から感じ取らなければならない。規則上の評価者だけでなく、会社で能力があるとされている人からの評価が直接/間接に影響している場合もあります。これをしらないで出世したいと思うのは、ルールを知らずにスポーツをやるようなものだと思います。

また、実質的な評価者がわかったとして、自分のありのままを見せて評価してもらおうとしてはいけない。むしろ、評価者の価値観に対し、理解を示すような動きをしなければいけない。完全に客観的な人はいない。多くの人が自分こそ正しいと思っているので、自分と違う考えの人を優秀だとはなかなかおもいにくいということが現実かと思います。

但し、出世が目的でないのであれば、誰かの評価に合わせて仕事をしないほうがよいと思います。幸せにはならないし、市場価値が高まるようなスキルもつかない可能性が高いです。また、セルフイメージも下がるのではないかと感じています。年齢を重ねてから、出世と幸せに強い因果関係がないことに気づくと、失ったものの現実を直視できないくらいつらいのでは、と推察してしまいます。

2.投資:なぜ、収支がプラスか

運。今後、理論的な勉強を通して、意図した収益をあげられるようにしたいです。

3.スキル:なぜロジカルシンキングが得意か

以下の本を読んで、実際に課題を分解してたり、ロジックツリーを組み立てたり、という練習を重ねました。仕事上だけでなく、私生活においても何か問題が発生した場合に、要素に分解し、要素間の因果関係を考えるような思考パターンになっていて、役立つスキルだと感じています。

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則, バーバラ ミント (著), Barbara Minto (原著), 山崎 康司 (翻訳), グロービスマネジメントインスティテュート

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution) , 照屋 華子 (著), 岡田 恵子 (著)

新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術 単行本, 齋藤 嘉則 (著)

4.資格:なぜ多数の資格に合格できたか

暗記。効率的にやるためには、問題集の答えから読んで、丸暗記し、問題演習をやると勉強時間は短くなると思います。

ただし、こうした勉強が職業上の何かに役立つかは疑問。これは資格制度全般にいえることだと思います。資格マニアの人にどこか薄っぺらさを感じてしまうのは、職業人としてのプロフェッショナリティよりも受験のテクニシャンという印象が強いからだと思います。

5.人間関係:なぜ長期的に付き合いたい人間関係が構築できたか

まず、入り口として会う人を増やした。次に、「この人は!」と思う人には積極的に仲良くなりたい意思表示をしました。家に招いて食事を一緒にしたりし、時間を共有することで、親密さは増しました。継続していきたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?