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【3つのサイクル】どう活用するか

人生というテーマは大きすぎて、どこから何を考えればよいのか、一見わかりません。しかし、仕事や家庭、趣味、お金といった個別の要素ごとに考えていたのでは、部分最適になってしまい、統合的な人生の質を低下させてしまう可能性もあります(仕事に集中しすぎて、人間関係を毀損するなど)。

そこで、人生を統合的にとらえるためのフレームワークを考えることにしました。まず、私自身の人生の関心事を洗い出しました。それらをグルーピングしていくと、3種類の活動のまとまりに分類できることに気づきました。それが、”3つのサイクル”です。

3つのサイクルを通して人生を俯瞰することで、実感として、焦りや不満が小さくなり、人生の質が高まったと思います。日々の活動への理解が深まり、新たなヒントを思いつくようになりました。例えば、以下のようなことです。

・人生は、「時間というリソースをどう振り分けるか」という問題

「どう生きるか」は「どう時間をつかうか」という問題と同義だと気づきました。人それぞれ状況や大切にしていることが違うので、それぞれ好きなことに時間を使えばよいのですが、何に時間を使っているか(使おうとしているか)意識することで反省することができます。また、何に時間を使っていないのかを知ることで、人生のボトルネックに気づくことができました。

・3つのサイクルのバランスが大切

3つのサイクルへの時間の配分はバランスの問題でした。どれか特定のサイクルのみ大切にすればよいというわけではありませんでした。また、どのサイクルを優先するかということこそ、それぞれの人の価値観であり、生き方なのだとわかりました。

・活動サイクルごとに評価基準は異なる

仕事の頭でプライベートを考えると、なんだか充足感が得られず、家族ともなんだかうまくコミュニケーションとれないということをぼんやり感じていました。活動を3つのサイクルに分類し、それぞれのサイクルが目指していることを理解することで、その活動をどのように捉えるべきか、どのように反省すべきかがクリアになりました。

・複数のサイクルを兼ねる活動を選択することで質が高まる

「好きなことを仕事にする」ことがなぜ良いのか、「同じ栄養価であればおいしい料理」をなぜ目指すべきなのか、ということが「複数のサイクルを兼ねている」という性質から理解できるようになりました。前者は、ストックサイクル(仕事)とハピネスサイクル(好きなこと)を兼ねていますし、後者は、メンテナンスサイクル(栄養補給)とハピネスサイクル(おいしい)を兼ねています。

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