1.1. メンテナンスサイクルを回す理由

自分のリソース(自分自身の体を含む)は時間経過とともに自然と変化する。

摂取した栄養は体の中の化学変化に消費され、体の表面や持ち物は汚れ、部屋は散らかり、ほこりが舞い、連絡を取っていない知人とは疎遠になる。スキルの腕前は鈍り、体はかたくなり、頭は考えるべきことで混乱する。

このような変化を元の状態に戻し、良好さを保つことがメンテナンスサイクルの目的となる。

主なリソースと各リソースの変化は以下の通りである。

1. 体:栄養の消費、皮膚の清潔さ、歯の清潔さ、老化、病気、筋の硬直化、筋力の低下、心肺機能の低下、老廃物の蓄積、体重の増加

2. 脳:悩み、不安、憂いの発生、検討すべきことの増大

3. スキル:スキル(英語の発音/聞き取り能力、ピアノの演奏能力など)の遂行能力の低下

4. 人間関係:関係の疎遠

5. 家:物のちらかり、ほこりの蓄積、キッチンの清潔さ、トイレの清潔さ、お風呂場の清潔さ、布団の乱れ、老朽化

6. もの:破損、老朽化、故障

各リソースの良好さが一定の基準を下回れば、あとの2つのサイクル(ハピネスサイクル、ストックサイクル)に対して深刻な影響を及ぼす。

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