4.1. なぜお金がたまらないか?(前編)

ここからは、これまで自分自身が悩んできたことを3つのサイクルを通してどのように整理しているかについて、お伝えしていきたいと思います。

まずは「なぜお金がたまらないか」について

シンプルに考えれば、以下の式が成り立つと思います。

入ってくるお金 − 出て行くお金 = 貯まったお金

このため、貯まったお金が少ないということは、入ってくるお金が少ないか、出て行くお金が多いということかと思います。まず、入ってくるお金について考えます。

原因1.ストックサイクルがまわっていない

お金の収入源が単一で、かつ、自分の頑張りが直接金額に影響しない場合(歩合制でないサラリーマンなど)、そもそも入ってくるお金を増やしようがありません。

間接的にであれば、昇格などを通してサラリーの増額が期待されますので、所属企業の賃金制度を眺め、現実的な昇格スピードを考慮して計算される短期、長期の賃金総額が”入ってくるお金”の期待値とあっているか確認する必要があります。

期待値を満たせば、必要なスキルを身につけ、実績を上げることで昇格の可能性をできるだけ高めるという活動に時間や体力を使うという作戦になるかと思います。これまで、私個人はこの作戦をとってきました。結果、同期の中では最速で昇格しており、作戦は成功しているとも言えます。しかし、期待値の見直しをおこなったことで、作戦の見直しが必要な状況となっています。

逆に、計算の結果、期待に届かない場合、(1)転職して賃金テーブルを変更する(もしくは起業して自営業になる)、(2)収入源を増やす、の2点が考えられます。

私個人の話として、(1),(2)も未経験なので、なにか参考にしていただけるようなお話はできないのですが、作戦変更に伴い(2)についてこれから研究・実践していく予定ですので、経験を通して得た情報をお伝えできればと考えています。

原因2:メンテナンスサイクルが回っていない

上記原因1で記載した、

必要なスキルを身につけ、実績を上げることで昇格の可能性をできるだけ高めるという活動に時間や体力を使うというアクションプランになるかと思います。

の部分ですが、わかっているけどできない、やる気力がない、といったケースも多々あるかと思います。その際の原因がメンテナンスサイクルにあるかもしれません

具体的には、健康状態の悪化からくる集中力の低下、プライベートな問題によるストレスの蓄積、家事労働による疲弊、などが挙げられます。メンテナンスサイクルは他の2つのサイクルのベースとなりますので、このサイクルに問題が発生していないか、確認する価値はあると思います。

原因3:ハピネスサイクルが回っていない

仕事に熱心に取り組めない原因として、仕事に意義や喜びを見出せていないという可能性もあります。この場合、仕事の中でハピネスサイクルを回している人と比較し、相対的に仕事に費やす時間や集中力が低い水準となるかと思います。このような状況では、目覚ましい実績を残す可能性が低くなります。

また、直接仕事に意義や喜びを感じていなくても余暇を通してハピネスサイクルが回っていれば、気力をもって仕事に臨める部分もあるかと思います。私個人は、余暇が充実しているかにも注意を払っています。

「なぜお金がたまらないか?(後編)」では、出て行くお金について考えます。




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