第四章、１　戦術理解

１、 戦術理解

難しく考えないでください、戦術理解とは自チームのシステム、相手のシステムを理解することです。
ゲームメイクするには、必須になります。
例えば３－５－２なのか４－５―１なのか４－４－２なのか、システムによりボールの配給が変わりますね。

３－５－２でみていきましょう。

FW　　　FW

OM　　　OM

WB　　　　　　　　　　　　　　　WB

自分

DF　　　　DF　　　　DF

後半２５分で０－１で負けている　どうしても残り２０分で２点が欲しい状況
相手も1点を守るためにラインを下げている状況

このシステムの特徴はFWとOMで前線からプレスがかけやすく、相手ゴールに近いところでボールを奪えやすいところですよね。引き続き4人には自陣に下がらせずDFと自分も下がらず、コンパクトに、裏を取られるリスクはありますが２点とらないと負けてしまますので、そうは言ってられません。

自分なら大きく３パターンを考えます、

①FWに下がらせてくさびを徹底的に受けさせる
②WBに絞らせて相手ゴールに向かって斜めに走らせる
③OMにはFWの下がって空いたスペースかWBの斜めに走ったスペースに走らせる

点を取る主人公はWB、次にOMのイメージです。
自分はバックラインとセンターライン付近でビルドアップとFWのくさび、フリーならWBにロングボールを狙いますが、ほぼFWのくさびを徹底します。
詳しくはボードを使って別の動画でご説明したいと思います。
もう一つ同じ状況で４－４－２のひし形で見ていきましょう

FW　　　FW

OM

SH　　　　　　　　　SH

自分

DF　　　　DF　　　　DF　　　　DF

①FWの二人の距離を近くにして、縦の関係にしてくさびを受けさせる。
②SHを片方守備に参加させず高い位置を取らせる（サイドバックも同じく）③自分はその片方のカバーに入りながら、サイドよりでゲームメイクをする。

このようにシステムで考えるパターンが変わりますね。これが基本的な戦術理解になります。