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人生の達人の表と裏(フリーランサーのメリデメ)

人生の達人

会社員時代から、人生の達人という一節が好きで、勝手に座右の銘のようにしてきた。出典が古代中国だか、フランスの政治家だか諸説ありはっきりしないのだが、初めて見たのはパタゴニア創業者のイヴォン・シュイナードの「社員をサーフィンに行かせよう」だった。

『人生の達人は、仕事と遊びの区別も、労働時間と余暇、心と体、教育と娯楽の区別もつけない。両者の違いがわからないのだ。 何をするのであろうとひたすら至高の状態を求め、仕事か遊びかの判断は他人に委ねている。本人にしてみれば、常に両方を行っているようなものだ。』

新版 社員をサーフィンに行かせよう―――パタゴニア経営のすべて


というわけで、社会に出てからずっと、「仕事と遊び」を一致させたいと渇望してきた。そんな自分にとってフリーランスという形態を選んだことは非常に自然なことでもあった。フリーランスを7年くらいやってきて、感じるメリットデメリットのようなものを、noteを始めるにあたりまとめてみたくなった。(あくまで個人の感想・体験に基づきます)

フリーランスのメリット。

自分にとって「自己決定権」とでも呼ぶようなものが一番大切だったのかもしれないと思う。

・仕事の種類と働き方を選べる

  • やりたい仕事を選ぶ、または自分で仕事を作ることもできる

  • 顧客、クライアントを選べる(仕事があるうちは)

  • 私が無駄と考える会議や報告がない(ほとんど)

  • 無駄な仕事を全部切るとか可能。(だいたい)

  • 無意味、時代錯誤、過度な服装のルールに従わなくていい。(自分のスタンスを100%にできる。)

  • 働く場所、一番自分のやる気の出る形態を選べる。
    →パソコン、スマホ、カフェ、コワーキングスペース

  • 通信手段
    →メール、チャットツール、電話、直接?((相手によって時に柔軟に)

・何にお金と時間を投資するのかを全て自分で決められる

  • 自分の好きなスペックのパソコンを使う

  • ビジネス本に書いてあることを実践する

  • 最新のITに投資してトライアル&エラーする

  • 仕事の効率化や売り上げアップのアイデアを自分で試せる

  • つまり、経費の使い方、税金の払い方を決められる(もちろん売上高の範囲で)

衛生要因の充実が著しいことに気づく。自分が組織やチームワークに向いていないから?いや、そもそも衛生要因って動機づけより優先度高いらしい。


フリーランスのデメリット

書いてみて思いましたが、フリーランスの、ではなくほぼ自分の課題でしかないですね。

自分でなんでも決めなきゃいけない

実はこれ、大変なことも多い。自分にこだわりのない分野、苦手な分野は勝手に決めてほしいこともたくさんある。

仕事関係以外の人間関係が乏しくなる

=フリーランサーや経営者の友達の付き合いが多くなる。
 土日も仕事していることが多いので。
 フリーランサーとの付き合いも、お互い働いている曜日や時間帯が違ったりする。
 また仕事関係だと、遊びに行っても仕事の話にならないように気をつける必要もあり。

収入が安定しない
健康第一、体が資本。代わりがいない。


補足:会社員のメリットデメリット

フリーランスと裏表ですが、一応。(8年も前の記憶なので時代錯誤もあるかも??)

メリット:

  • 仕事に必要な経費は会社がもってくれる

  • 各種設備/オフィス代/交通費

  • 安定した給料(あまり上がらないかもしれないが。あと理不尽に減らされたこともあるぞ)

  • 税務、法務などめんどくさいことを引き受けてくれる。

デメリット:

  • 上司部下顧客を自分で決められない(これは多分今もそう)

  • 拘束時間(裁量性が実質的に担保されている立場ならまた違うのかな)

  • 自己決定権(最近は売り手市場になってきてるから、いろんなオファーがあるんだろうな)

またことあるごとにupdateしてみたいと思います。

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