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スポーツの歴史を知る。

日本にスポーツが伝わってきたことや、欧米でのスポーツの発展を調べてみました。

また、どんな時代背景で伝えられたのか、どのようにして伝えられたのかも、重要です。


目的:どのような経過でスポーツが発展したのか、日本のどの時代に入ってきたのかなど知ることで、日本でのスポーツの概念を知る。


<日本にスポーツが伝わった時代について>

日本にスポーツが伝わったのは、「明治時代からである」、と記載されているものが多くみられます。

明治維新後に、欧米のさまざまな文化が入ってきて、余暇を楽しむ方法として一般に伝えられていきました。

参考:"https://halftime-media.com/sports-market/sports-history-1/"

明治維新は1868-1889年といわれており、スポーツの概念が入ってきてから、まだ130年ほどしか経過していません。

・明治維新の時代では、「富国強兵」「殖産興業」「文明開化」を3大スローガンに掲げ、諸外国に追いつくための改革に身を乗り出します。改革の結果、大きく変わったのは生活様式と身分制度と言われています。

・近代国家を目指して日本が成長する一方で、政府への悪口や批判を許さず、自由な発言ができないよう取り締まりも厳しくしていきました。

(参考:”https://honcierge.jp/articles/shelf_story/5660”)

近代スポーツが入ってきても、日本には武道が身体活動としての土台であったため、また「富国強兵」というスローガンもあり、娯楽やエンターテイメントの要素が低かったと考えられます。

そのため、どちらかというと教育的な側面が強くなりました。(武道が武家の子弟に対する身体修練の場であったため)

参考文献:高岡、イギリスと日本におけるスポーツ観の差異について、2002)


<欧米でのスポーツ文化が誕生、発展した時期>

それに対して、欧米はスポーツ文化が発展したのが、中世後期と言われており、

近代スポーツの多くが19世紀後半(1800-1900)のイギリスで、順次その社会的実体を確立し、彼らによって世界に持ち出されたのである、

との報告もありました。("https://www.isshikipub.co.jp/web-book_sports_01gb-2/" より引用)

欧米諸国、主にイギリスで近代スポーツは組織化されて、世界に発信していった時代から現代まで、すでに200年以上経過しています。

また、さらに遡ると、約3万年以前の洞窟に壁画があり、各地で文明が興ると、独自のスポーツ文化が誕生したそうです。


競い合いは、日本でも狩猟の時代から行われていたそうですが、ルールのあるものが行われるようになったのは、飛鳥時代から、だそうです。

また、平安時代や鎌倉時代にも公家や武士の間で蹴鞠や武芸として剣術など行われていました。

しかし、楽しみが目的ではなく、宗教的な儀式や年中行事として行われていたものが多かったようです。


欧米からスポーツが展開されていった中、日本では欧米に追いつくために、
中央官制・法制・宮廷・身分制・地方行政・金融・流通・産業・経済・文化・教育・外交・宗教・思想政策など、さまざまな分野で、改革・近代化を進めていたんですね。(参考:”https://ja.wikipedia.org/wiki/明治維新”)


スポーツは、本来「気晴らしをする」という意味があり、エンターテイメント性が強いです。

が、日本にスポーツが伝わってきた時代背景も関わっていると思いますが、

日本では教育的側面が強いので、その部分も大切にしつつ、
多くのスポーツが多くの人に伝わり、普及していくといいです。


伊藤申泰

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