伊藤 将人|近著『数字とファクトから読み解く 地方移住プロモーション』2024年12月発売

社会学や政策学を生業とする者です|国際大学GLOCOM講師・研究員|地方移住・モビリテ…

伊藤 将人|近著『数字とファクトから読み解く 地方移住プロモーション』2024年12月発売

社会学や政策学を生業とする者です|国際大学GLOCOM講師・研究員|地方移住・モビリティ・まちづくり・地域政策・観光研究|武蔵野大学・立命館大学客員研究員|一橋大学修了|執筆講演、調査、各種委員、事業協働などお気軽にご連絡ください 。

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伊藤将人の自己紹介

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター講師・研究員、社会学者の伊藤将人(いとうまさと)です。 このページでは、伊藤将人の紹介と実績を掲載します。執筆・講師講演・各種委員・コーディネート・ファシリテーターなど各種ご依頼の参考にご活用ください。 伊藤将人の研究関心について社会学・政策学を専門としています。 研究のテーマは、①「持続可能な地域社会」の実現に向けた方策と、②「モビリティ(移動性)」に関連する社会事象や制度政策です。 具体的には、「地方移住(田舎暮らし

    • 本が出ます-『数字とファクトから読み解く 地方移住プロモーション』予約受付中!-

      2024年12月に、地方移住と地方移住政策をテーマとした単著『数字とファクトから読み解く 地方移住プロモーション』が学芸出版社から出ます。 発売は12月のため、まだ書影は公開されていませんが、事前予約の数は発売以降の話題の大きさや発行部数にも関連してくるので、ぜひ興味関心ある皆さんは予約お買い求めいただけると嬉しいです。 この本のテーマは「公正(フェア)で持続可能な移住促進を実現するためには?」です。そのためにも、まずはあらゆる角度から地方移住と地方移住政策の実態を把握し

      • 地方自治体における移住者獲得競争の課題性と解決策

        自治体による過度な地方移住者の獲得競争が続いています。2024年1月発行の「日経グローカル」475号によると、全国の自治体首長の6割以上が、「移住者の獲得競争を懸念」している実態が浮かび上がってきました1。 理由としては、財政負担が重いこと、自治体間の消耗戦になりつつあること、子育て世代や若者など特定の層の奪い合いになっていることが挙げられました。 日本全体の人口が減少する中でも「人口」という量的指標が、重視されすぎている、重視しなければならない状況に置かれていることも理

        • 石破首相に期待する「脱-地方創生」と「地方創生2.0」

          これは、石破首相と縁が深い元鳥取県知事で、菅内閣では総務相を務めた片山善博氏が最近のインタビューで語った言葉である1。 地方創生は、それまで国が進めてきた地方分権(地方自治体が、地域課題の解決や地域づくりに対して主体的に取り組めるようにするための改革)とは、真逆のアプローチを採用してきた。それは、国が地域活性化やまちづくりの方向性を定め、目標を共有し、それに沿った優れた事例を横展開していく、そのために交付金を配分するという方針である。 地方創生が採用した「目標管理型統制シ

          地方自治体による移住促進の実態と3つの課題について

          はじめに 今日の日本において、国、都道府県、市町村が一体となり、地方移住を促す光景は当たり前ものとなっている。 新型コロナウイルス感染症拡大とテレワーク・リモートワークの普及を機に「転職なき移住」が推進され、地域おこし協力隊の規模拡大方針が示され、ワーケーションや関係人口と絡めて移住が論じられるなど、光の当たり方は多様である。 それらは、移住政策や移住促進政策、移住定住促進政策などと呼ばれ、人口の東京一極集中や地方の人口減少、担い手不足といった様々な課題の解決策として特に

          ¥500

          移動格差(モビリティ・ギャップ)について

          本記事は、私がWebサイトKAYAKURAに寄稿したものを、より多くの方に読んでいただきたいと考え、許可を得て転載した記事になります。 移動格差(モビリティ・ギャップ)とは、「人々の移動機会をめぐる不平等が原因で生じてしまう様々な格差」を指す概念です。 移動やモビリティとは、車や鉄道といった狭義のモビリティに留まらず、車、鉄道、運輸、移民、移住、観光、関係人口など、人やモノ、情報、資本などの移動全てを指します。 現代社会で「移動の自由」は、恒常的に希少で不平等な流通商品

          【講師登壇情報】受講者募集中! 観光経営人材育成講座(テーマ:地域経営におけるレジリエンス)

          客員研究員を務めている武蔵野大学が主催する観光経営人材育成講座の案内です。 講師陣は、『1分で話せ』で知られる伊藤羊一先生や、コピーライターで曜劇場「VIVANT」のコミュニケーション統括としても知られる梅田悟司先生など豪華布陣。 僭越ながら、伊藤も最終回で「インバウンド観光と暮らし」をテーマに話させていただきます。 以下、講座の概要です。 東京都と武蔵野大学は、2022年からアントレプレナーシップ(起業家精神)を持つ観光経営人材を育成することを目的に「観光経営人材育

          【講師登壇情報】受講者募集中! 観光経営人材育成講座(テーマ:地域経営におけるレジリエンス)