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半無人のテキスタイルの展示、クリエイティブの橋渡し、テキスタイルショールーム

まわりの発表の早いブランドでは秋冬の素材探しがはじまった。早いもので、この状況になって2シーズン目になる。

9月10月に予定されていたテキスタイルの展示は残念ながら中止が決まったものが幾つかあったり、開催予定の展示会もあるけど運営者も出展者もモヤっとした不安に包まれていたり。そして産地企業の方は営業に出れなくなり、一方東京のブランド関係者も動きが取れなくなっている。

フィジカルな移動ができなくなってから僕らの役割がより明確になった。
オンラインミーティングでデザイナーさんから来期(21SS)のコレクションイメージを聞いたり見せてもらい、記憶や社内資料から素材サンプルを集め取り寄せ、三社ZOOMをしまくっていた。

展示会で発表予定だった新作の生地のお披露目の場がなくなったことで、4/13-4/24の期間は、完全アポイント制で 2週間の半無人の展示会も実験的に行った。

場面場面で考えながらやってきたが、これからはじまる次のシーズンでは、お互い動けないことを前提に、早めに準備をしておきたい。

テキスタイルの展示会も再び企画する予定なので、このnoteを読んでご興味のあるテキスタイルメーカーさんがいれば、ご連絡いただきたいです。産地から東京に出張できなくても、その橋渡しや合いそうなデザイナーさんへのお声がけを僕らが少しは機能できるのでは、という考えです。

2週間という期間も展示会と捉えると長いけど、テキスタイルのショールームとして考えると、シーズン中ずっと設置しておけるような「場」を準備できないかとも考えています。海外で発表しているメンズのブランドは8月から素材リサーチがはじまり、国内で発表しているレディースのブランドは12月頃もリサーチ期間だったりする。時期で並べる素材を変える案もあるけど、僕はあえてそこにフィルターをかけない方が面白いとも思った。

具体的なことは何も決まっていないけど、次のシーズンに向けてしっかり備えてこれから生まれるクリエイティブを止めないように、僕らにできることを模索しながら、全力で準備していく。


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