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SNSを快適に使うために大切なこと

思えばSNSを始めた頃、いいねをもらったりコメントをもらえるととても嬉しかった。
だからいいねをくれたりコメントをくれたりした人の投稿を見に行ってお返しのいいねをしたりコメントをしたりした。

そんな小さなきっかけから関係性は築かれていく。
たった一つのいいねやコメントから会話が広がり、それが加速すると実際に会ってみたり、飲みに行ったりすることもあった。

そういうつながりがつながりを生み今までの人生では出会うことのないような人と関係性を築けるのはSNSが私たちに与えてくれた新しい時代を生きるための希望なのだと思う。


だがそれがSNSの光の部分だとすれば少なからず闇の部分がある。
それはあまりにも多岐にわたる人間関係に疲れやすくなるということだ。

SNS上の人間関係を築くきっかけはいいねだったりコメントから始まるものの、目的がいいねやコメントをもらうことにズレてしまうと本末転倒になる。
多くの人にいいねやコメントをすれば自分自身のいいねやコメントが増えてくるものだ。
返報性の法則は「いいねやコメントをもらっているからこの人の投稿も見にいかねば」という強迫観念を生むのだ。

真面目で責任感の強い人ほどこういう強迫観念を掻き立てられてついぞ自分自身の可処分時間を奪われながらもいいねをくれた人の投稿をサーフィンしていくことになる傾向があるように思える。

多くの場合、「相手に悪いのではないか」というふうに相手の顔色を伺ってしまうことから起こるのではないだろうか。


投稿においても誰かを傷つけたくないという思いから自分らしい投稿ができなくなりどこか実際の自分とSNS上の自分が人格が分離しがちになるのではないだろうか。

実際に投稿をするにあたり誰一人も傷つけないことはない。
誰かは何かに引っかかり勝手に傷つくことはあるのだと思うのだ。


SNSを快適に自分らしく使うためには自らの投稿において自分に嘘をつかず自分の感じたことや価値観を表明することがとても大切だ。
そうでなければ自分自身が無理をしなければならない関係性が勝手に築かれてしまうからだ。
自分の感受性を守るためにも「自分はこうだ」ということを伝えておきたい。

ありのままの自分自身を表明すると嫌われることもあるし離れていく人もいるだろう。
もちろん他者目線を養うことは大切ではあるのだがそれに終始してしまうと自分自身が分離してしまうと思うのだ。

受信する人を気遣いながらも自分の価値観を伝えていこう。
そうすれば価値観の近しい人が集まり異なる人は去っていき自ら求める環境は自然と形成されていく。


分かり合えない人を拒絶するのではなく、「あなたはそうなんだね。私はこうだよ」と価値観の違いを認めつつ自分の道を進んでいこう。

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