見出し画像

ランニングのモチベーションを上げるために期待すること

昨日ランニングをしながらふと思ったことがある。

それは最近ランニングを楽しめていないということだ。
今、私は日曜日に10Kと平日に5K、平均にして週15K月間60Kほど走っている。ランニングが好きでたまらなかった頃は平均週30K月間120Kほど走っていた。
あの頃は走らない日が逆に気持ちが悪くなるくらいに走ることが習慣化していて、日に日に距離を伸ばしていっても疲れなくなることに快感を覚えて走ることに夢中になっていた。

それがここ最近は毎週2回のランニングは重たい腰を上げて自分に鞭を打つかのような気持ちで走っている。
健康のためと自分を律するために走っているという側面もある。
しかし最近は走ることにそれほど楽しみを感じられなくなっているのだ。


立ち止まって考えてみると明確な理由が一つあった。
それは大会出場という走るモチベーションがコロナの影響でなくなったからだ。

ランニングを始めた翌年2013年頃から私は毎年フルマラソンを年に1回〜2回走っている。

春は京都マラソンや鳥取マラソン、秋は大阪マラソンや神戸マラソン。旅行気分で今まで多くのフルマラソン大会に出場し自分自身の記録を更新してきたのだ。

私がランニングを楽しむ動機はフルマラソンというゴールに照準を合わせて練習することだった。LSDで長距離用の脚を作ったり、インターバル走で心肺を強くしたりしてマラソンを走り切れる自分自身を強化していく過程が好きだったのだ。


しかし今年は早々に秋のマラソン大会の中止が告知されていた。
今年2月には本当にメジャーな大会としては最後の開催大会となった京都マラソンに出場することができた。

しかしこの秋は私に大会出場の予定はない。
ここ数年毎年のように参加していた大阪マラソンも中止となっている。

健康増進という動機ではもはやランニングを楽しめない身体になっているといっていい。
とことんまで自分自身を酷使しながら、目標とするゴールを目指すフルマラソン大会がなければ私はランニングを楽しめないようになってしまったのだ。


来年の春のマラソン大会もほとんどが中止が決まっている。
このまま新しい生活様式に入っていくことでスポーツの大会がなくなっていってしまうのは非常に寂しいことだと思うのだ。

走れば免疫力がつき、ウィルスへの耐性も強くなれるだろう。
しかしあまりにもウィルスへの感染を恐るがあまりにこれらの健康を増進させるモチベーションになるようなイベントがなくなっていくことは本末転倒ではないだろうか。


あの自分自身と向き合いながらゴール達成する充実感と参加者全員でゴールを目指す仲間意識、そして大会に参加することの高揚感。

それらを味わえる機会を得られる日が来ることを願う今日この頃である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?