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子供たちとの時間は貴重な時間

昨日の休日は久しぶりに家族と出かけることにした。

出かけた先は伊吹山。
伊吹山は滋賀県と岐阜県にまたがり日本百名山に数えられる山だ。
山頂は滋賀県米原市となるために山全体は琵琶湖国定公園に含まれているそうだ。

標高1377メートルのこの山への本格的な登山は滋賀県米原市側にある登山口から入るのだ。
私も若かりし頃、しっかりと登山の装備をして麓から登ったことがあるのだがなかなかどうしてかなり苦しい思いをした記憶がある。
しかし同時に山頂にたどり着いた時の達成感も憶えている。

子供がまだ小さいこともあり、昨日は天下分け目の戦いでも有名な岐阜県関ヶ原から伊吹山ドライブウエイという自動車専用道路を使い9.5合目くらいまで自動車で上がりそこから頂上を目指すルートをとった。

この日麓の関ヶ原町は台風一過の青空が広がっていたがドライブウエイを車で駆け上がるたびに雲が厚くなっていき、9.5合目に到着することには雲の中にいた。
本来なら駐車場からの景色もたいそう見事で数十名のカメラマンが望遠カメラを構えていたが当日のその時間帯は目先100メートル先がようやく見えるほどの視界不良だった。

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子供たちは雲の中にいるというイレギュラーな状況にワクワクしてはしゃいでいた。
登っている間に雲も流れていくだろうとの期待を込めてそこから頂上まで登った。

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ところが登れば登るほど雲の濃度は濃くなっていき目先50メートルほどしか見えないような視界不良に陥ってしまったのだ。

本来、頂上は西は琵琶湖越しに比良山系、南は鈴鹿山脈越しの伊勢湾、東は御嶽山などからなる中央アルプスが見られる絶景ポイントなのであるがこの日は見渡す限り真っ白な世界というなんとも残念な日となった。


残念だったが子供たちはそれなりに山に登るという行為自体を楽しんでいたのでそれはそれでいいかと自分自身を納得させつつ下山に入ると見る見るうちに雲が流れていき駐車場に着く頃には雲はかなりなくなっていた。

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霧が晴れたように景色が現れて少し赤く染まり始めた木々が美しく映えていた。

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自動車で下れば下るほど雲は晴れ空が明らかになっていった。遠方も見渡すことができて家族4人で深呼吸をして感嘆の声を上げた。


改めてふと思うことはあと何度子供たちとこんな風に家族全員で楽しく外出できるのだろうかということだ。
誰かがいつどうなるかもわからないし自然に子供たちは大人になっていきそのうち親元を離れていくというのが現実だ。

私は一人でいることも好きだ。
サーフィンもランニングも自分の時間を楽しんでいる。

しかし一人の時間はいつでも作ろうと思えば作れる。
しかし家族で笑い合える貴重な時間である。そんな時間に感謝し大切にしたいものだ。
いずれ子供たちが大人になった時にあの時あんなことしたよねと思い出話を語れるように積極的に一緒の時間を過ごしていこうと思う。

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