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習慣はテコの原理と慣性の法則でできている

私は毎朝5時半には起きて毎朝本を読む時間を作る習慣を持っていたり、今は週に20Kくらいにはなるがランニングを週のルーティンにしている。

しかし昔からそんな良い習慣を持っていたわけではない。どちらかといえば何かを始めようとしては三日坊主で終わることが多かったし、何かを始めようとするきっかけすら持てないほど意識が低かったし時間に追われていた。

習慣を身につけようと思ったのは何か大きな人生を変えるようなきっかけがあったからだ。
私の場合、ランニングを始めようと思ったのは母の死をきっかけにタバコをやめて太り始めたことからだ。
読書を始めようと思ったのは30代の頃にこのまま今の会社にしがみついているままで大丈夫だろうかという自分自身への問いかけが強くなり自分の市場価値を上げなければという強迫観念に襲われたことからだ。

多くの場合、そういう何かしらの動機付けがなければ習慣というものは作りにくいものなのだと思う。(鋼の意志を持つ人以外は)

何かを継続しようとしてすぐに習慣化できないのは当然のことだ。それは今までにはない慣れないことを続けようとする違和感があるからだ。
この違和感は不快感を伴う。人間は意識しなければ雨樋を通う雨水のように楽な方向に流れていくものだ。

だからなるべく不快なことから逃れて楽を求めていく。それで続かないというのが多くの継続できない人の原理なのだと思う。


良い習慣を身につけるためには私がそうだったように何か強烈な動機付けがまずは必要なのだろうと思う。
変わらなければという動機がなければ人間は元々のまま変わろうとしない。

そしてもう一つは一歩を踏み出す意志なのだろうと思う。
大きな石もテコの力を使ってようやく動かすことができる。そして動き始めて坂道を転がりだすともう止まらなくなる。

このテコの原理と慣性の法則は自分自身の習慣化にも活用できると思うのだ。自分自身を動かすテコを使い動き出せば、いずれそれが不快感から楽しみに変わりこれがまるで坂道を悠々と下っていくような感覚になっていく。


人生というのは1日1日が365回繰り返され、それが数十回続いていくものである。その一日の中で良い習慣が無意識のうちに行われればそれが知らず知らずに自分自身の血肉となっていく。
少しずつでも良習慣を取り入れながら人生を有意義なものにしていきたいものである。


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