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梅雨を楽しむ

いよいよここ近畿地方も梅雨入りを迎えた。

思えば4月から5月、初夏の気持ちのいい季節はほぼ外出自粛期間となりステイホームとなってしまった。
そして自粛期間が明けたと思いきや梅雨入りだ。ステイホームに継ぐステイーホームとなりそうだ。

チクショウコロナめ!!一年の中で一番の行楽の季節を外出自粛させやがって!!と誰に怒りをぶつける訳にもいかずにこれは自分の中で消化していくしかないのだ。

そして梅雨明けまでの約1ヶ月間をどんな風に楽しんでいくかということを考えなければ充実した時間は過ごすことができない。

目下の課題は梅雨時間の楽しみつつも梅雨が明けたときにいかに夏を楽しむかということに計画的かつ妄想的なワクワクを見い出すこととなるのだ。


梅仕事に集中するのもいい。
梅酒を作るなんていうのはなかなかオツなものだ。梅酒ブランデーをつくると意気込んでいる人もいた。そういう楽しみもなかなかいい。

梅雨ならではの自然と触れるのもいい。
私の住まいは田舎なので近所に流れる河川にこの時期蛍が群生する。梅雨空の夜に蛍が光りながら舞うのを見るのもまた一興である。
この時期に満開を迎える紫陽花を楽しむのもいい。しっとりと濡れた鮮やかな青や紫色を楽しめるのもこの時期ならではである。


私はというとあまりにも激しく雨が降るとできないのであるが、小雨であればシャワーランに出かけるのである。
蒸し暑いこの時期は普通にじっとしているだけでも汗が噴き出してくるのであるがもちろんランニング中には大量の汗をかく。

小雨を全身に受けながらランニングをすると本当に気持ちがいい。
汗が衣服の中で火照った身体からの熱気によって温められて超不快なところに冷たい雨を浴びているとまるでミストサウナに入っているかのような感覚があるのだ。そして汗と雨が混ざり合って「嗚呼、もうどうにでもなれ」とでもいうようなえも言われぬ解放感を感じるのだ。

雨の日だから走れないという観念を持っている人にはこの梅雨時期のシャワーランはぜひ一度試してもらいたいものである。自分の中にある固定観念を完全に覆されるのだ。


ちょっと熱く語ってしまって暑苦しい中非常に申し訳なかったと思うのだがこのように梅雨であっても楽しみを見い出すことは非常に有意義なことなのだと思う。「不快だ不快だ」と文句を言い続けていても快適になるわけではない季節である。

人生は一度きり。
その人生の時間の一部をただただ諦めるのではなく「今をどう楽しむのか」という意識を持って過ごすことで豊かに生きられるのだと思う。


だからちょっと視点を変えて梅雨を楽しんでみよう。
これが私からの提案である。

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