NHKドラマ『大奥』感想【Updated 2023-12-17】 3 伊藤正宏 2023年2月25日 03:10 ■八代将軍吉宗・水野祐之進編大奥、第1話。いろいろあるが、とにかく冨永愛の吉宗が素晴らしかった。吉宗と貫地谷しほりの加納とのコンビも良い。男性陣も良いのだが、女性二人が良すぎる。そして、原作通りと言えばその通りだが、丁字油の意外な使い方など、NHKならざる台詞w— 伊藤正宏 (@ito3com) January 11, 2023 ■三代将軍家光・万里小路有功編大奥、第2話。まず、いきなり斉藤由貴の春日局の眼力がカッコいい。さらに、福士蒼汰の有功が僧侶時代から見事で、そのまま有功の美しさと潔さを演じる。『鎌倉殿の13人』で印象的だった堀田真由の家光もこれからが楽しみ!— 伊藤正宏 (@ito3com) January 21, 2023 福士蒼汰の演じる僧侶時代の有功の表情を見ながら、『阿・吽』の最澄を思い出してた。— 伊藤正宏 (@ito3com) January 21, 2023 大奥、第3話。緊張感薄めの場面から始まったが、すぐにいつものダークサイドへ。堀田家光ほか、俳優たちの濃厚演技を楽しむ。相変わらず、斉藤春日局の瞳の奥がたまらない。— 伊藤正宏 (@ito3com) January 29, 2023 大奥、第4話。原作の味わいでもあるのだが、幸せな日々はあっという間に過ぎる。そして、今回の展開はただただ切ない。堀田家光が素晴らしい本性を発揮し、福士有功と斉藤春日局のドラマが過酷に続くのだが、ずっと切なく、ずっと面白い。— 伊藤正宏 (@ito3com) February 2, 2023 ■三代将軍家光・万里小路有功編■五代将軍綱吉・右衛門佐編大奥、第5話。原作でも何度か泣いたが、ドラマでも。堀田家光、良かった。最期の「やっとじゃあ」に極まる。ここからの、相変わらず光る富永吉宗を挟んでの仲綱吉のターンが気持ちよく展開。山本右衛門佐に綱吉が呟く「孟子か」でニヤリ。駄目だ、どんどん面白い。— 伊藤正宏 (@ito3com) February 9, 2023 ■五代将軍綱吉・右衛門佐編大奥、第6話。よしながふみさんの原作の素晴らしさをNHKが踏ん張ってギリギリまで攻め、その中で女優たちが限界まで男前合戦を繰り広げるドラマ。今週は仲綱吉の思いが急速に加熱して、激しい汗とともに濃厚な感情を吐き出した。面白い。一方、倉科吉保も、独特の柳沢吉保らしさを見事に発揮。— 伊藤正宏 (@ito3com) February 15, 2023 あと、このドラマは衣装がたまらない。これも原作からの流れでもあるのだが、時代考証と異世界考証が重なって、本来ならありえない楽しい江戸大奥絵巻が出来上がっている。いつか、大奥の衣装展、どっかの美術館でやってくんないかな。個人的に、見たい!— 伊藤正宏 (@ito3com) February 15, 2023 そんな自分にピッタリの記事を見つけた。もっともっと読みたいし、出来れば豊富な写真を使った出版物を!>https://t.co/OtWL5ePc3L— 伊藤正宏 (@ito3com) February 16, 2023 三浦透子さんの家重に、MEGUMIさんの大岡忠相とか、もう楽しみでしたかない!>「大奥」冨永愛の吉宗編が再スタート!追加キャスト5名発表:https://t.co/yKcOaNYott— 伊藤正宏 (@ito3com) February 16, 2023 大奥、第7話。この回の仲綱吉は、タイトル前の決意の表情から始まって、複雑な葛藤をずっと抱え続けた。とても難しい演技が続く。竜桂昌院、山本右衛門佐、倉科吉保らとともに最後まで続くドラマを、息を止めたままずっと見守った。最後に、哀しい形で、すべての呪縛から開放される、その瞬間まで!— 伊藤正宏 (@ito3com) February 22, 2023 ■八代将軍吉宗・水野祐之進編大奥、第8話。やっぱり富永吉宗の意思の強さが、その直線的な性欲とともに魅力的。貫地谷久通とのコンビネーションも相変わらず素敵。ここにMEGUMI忠相が参戦。最初「誰?」と思ったが、どんどん味が出てきた。吉宗の「待ちかねたぞ、越前。…大坂は?」に痺れた。こんな場面、エンタメ史上初かもw— 伊藤正宏 (@ito3com) March 1, 2023 まあ、とにかく吉宗の表情がずっといい。中島祐之進の無垢な思いをそっと受け流す時の表情。愛之助藤波の素晴らしい長台詞を聞く時の葛藤の表情。あと、産婆さんに叱られた時の可愛い表情がたまらない。最後に、予告編の吉宗の表情に痺れた。— 伊藤正宏 (@ito3com) March 1, 2023 大奥、第9話。ドロドロの恋愛劇はないが、リーダーシップと親子の物語を、富永吉宗の凛とした背筋とともに描く。何より、三浦家重の演技が素晴らしい。クライマックスの吉宗との芝居に心奪われた。二人の表情をじっと見つめた。今後は、當真あみ演じる龍と家重の物語も進むはず。楽しみでしかない。— 伊藤正宏 (@ito3com) March 7, 2023 最後、クライマックスの吉宗の台詞「あとを頼めるか、家重」に泣いた。そして今回も、貫地谷久通が吉宗と見事なコンビネーション。他にも、片桐笙船が印象的な仕事。— 伊藤正宏 (@ito3com) March 7, 2023 そっか。昨夜は興奮して、家重と龍の物語とか書いたけど、よく考えたらシーズン1は次回で終わりだったw— 伊藤正宏 (@ito3com) March 8, 2023 大奥シーズン1、最終話。働く将軍、富永吉宗の切ない別れが続く。風間杉下との別れ、そして、仕事を支え続けてきた貫地谷久通との夕暮れの別れ。二人の物語を堪能。そして田沼意次としての成長を予感させる當真龍のカットで終わりかと思ったら…。正直、秋まで待てない。シーズン2が待ちきれない。— 伊藤正宏 (@ito3com) March 15, 2023 そして、エンドロールに見慣れない役名と女優の名前が、まさか!…と思うまもなく、鈴木源内が登場。そう来たか!またまた楽しみなキャスティング。それはそうと、シーズン1のクライマックスには意外な場面が登場したのだが、気持ちは伝わった。嫌いじゃない。— 伊藤正宏 (@ito3com) March 15, 2023 シーズン2<医療篇>『大奥』医療編(11)。鈴木杏さんの平賀源内のキャラクターが本当に素敵すぎる。そんな源内と対象的な、玉置玲央演じる黒木の陰影がまたいい。そして、おそらくはこれから始まるであろう、田沼(松下奈緒さん)、治済(仲間由紀恵)、定信(安達祐実)という三人のドラマが早くも楽しみでならない。— 伊藤正宏 (@ito3com) October 5, 2023 『大奥』医療編(12)。前回が明るすぎると心配していたら、定信(安達祐実)の劇的登場からの急展開がたまらない。 御台所(趙珉和)の死から切なさがゆっくりと溢れていく。源内(鈴木杏)と田沼(松下奈緒)の特別な関係は、幸せの絶頂から崩壊の道へ。そして、治済(仲間由紀恵)はキャラ最高!— 伊藤正宏 (@ito3com) October 13, 2023 『大奥』医療編(13)。源内(鈴木杏)、青沼(村雨辰剛)、田沼(松下奈緒)らのドラマが極まっていく、濃厚な60分間。ずっと胸熱な、このドラマの醍醐味を久しぶりに堪能。ところで、今回の3話を見ながら、その複雑な構成ゆえに、なかなかバランスの難しいエピソードだったことも痛感した。— 伊藤正宏 (@ito3com) October 19, 2023 『大奥』医療編(14)。治済(仲間由紀恵)がついに完全覚醒!これぞ大奥(byよしながふみ sometimes オリジナル大奥)という演技を披露してくれた。すべてを諦めてからの定信(安達祐実)の長台詞も迫真。そして、治済にゆっくりと追い詰められていく若い夫婦(中村蒼と蓮佛美沙子)が印象深い。— 伊藤正宏 (@ito3com) October 26, 2023 『大奥』医療篇(15)治済(仲間由紀恵)に追い詰められた若い夫婦(中村蒼と蓮佛美沙子)がまるで、現代の悪魔的女性に支配された夫婦のようで、ただ切ない。それにしても仲間さんの演技がずっと素晴らしい。その表情のひとつひとつでご飯何杯でも食べられそう。最後に、高嶋政伸さんを出すのは卑怯ww— 伊藤正宏 (@ito3com) November 2, 2023 <幕末編>『大奥』幕末篇(16)家定(愛希れいか)が正弘(瀧内公美)に言い放つ言葉「そなたのために将軍になった」が最高だ。この二人が紡いでいく物語を、家慶(高嶋政伸)と瀧山(古川雄大)という対極が見事に色付けする。大きなものを背負った女性とその友情。シリーズの基本形が再び美しく立ち上がった。— 伊藤正宏 (@ito3com) November 8, 2023 『大奥』幕末篇(17)家定(愛希れいか)と正弘(瀧内公美)の物語がついに結末へ。直前の正弘&瀧山(古川雄大)の場面からのドラマが熱い。たまらない。男社会が再び目覚めてくる中での女たちの闘い。そして、家定を支える胤篤(福士蒼汰)の複雑な人物像も楽しい。また、直弼(津田健次郎)もいい!— 伊藤正宏 (@ito3com) November 15, 2023 『大奥』幕末篇(18)「好きだ。私はそなたが好きなのだ」家定(愛希れいか)の儚いフラグ場面がたまらない。残された胤篤(福士蒼汰)と瀧山(古川雄大)がまた切ない。津村(木村了)、直弼(津田健次郎)がいい。原作でも秀逸なアイデアの公武合体が次週から。チラッと見えた顔ぶれが楽しみすぎる。— 伊藤正宏 (@ito3com) November 23, 2023 『大奥』幕末篇(19)複雑なキャラを終始ウケ芝居で演じる和宮(岸井ゆきの)最高。そして、母・観行院の切なさはぞっとするほど見事。その横に土御門(山村紅葉)がいる贅沢。あと、女性最後の将軍となる家茂(志田彩良)の健気さ。リアル慶喜(大東駿介)の出色。天祥院&瀧山コンビが今回も素敵!— 伊藤正宏 (@ito3com) November 29, 2023 三国志(横山光輝さん、羅貫中さん)とか、ローマ人の物語(塩野七生さん)とか、何世代にも渡る長い物語の終わりは、なんともたまらない気持ちになる。よしながふみさんの『大奥』はすでに原作でもそれを体験しているが、そろそろこのNHK版『大奥』でも心がゾワゾワし始めている。— 伊藤正宏 (@ito3com) November 29, 2023 『大奥』幕末篇(20)家茂(志田彩良)と和宮(岸井ゆきの)、二人の儚い幸せは長く続かない。慶喜(大東駿介)が今週も生々しく、孝明帝(茂山逸平)との対比で描かれる幕末が切ない。そんな、リアル幕末パートの男たちのだらしなさが、長らく女たちの築いてきた歴史を葬っていく。次週最終回!— 伊藤正宏 (@ito3com) December 9, 2023 『大奥』幕末篇(最終話)和宮(岸井ゆきの)が最後まで素晴らしかった。対比する西郷(原田泰造)がまた良かった。さらに、ここ数回ぞっとするほど生々しかった慶喜(大東駿介)の神がかり感。引き換えに、最高の魅力だった大奥名場面集には入れず。そして、最後まで天祥院と瀧川は別格のまま最高。— 伊藤正宏 (@ito3com) December 16, 2023 このドラマシリーズ、本当に楽しかった。素晴らしい女優たちをこれでもかというほど贅沢に使っていたが、なにぶん複雑過ぎる設定(感染症のために幕府の将軍が女子になる)ゆえに一般的な人気にはならなかったかも。が、その同じ理由で、深く堪能できる原作はとても魅力的なドラマを生み出した。— 伊藤正宏 (@ito3com) December 16, 2023 2023-02-25 ■■■ #ドラマ #大奥 #感想 ダウンロード copy #感想 #ドラマ #大奥 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート