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猫の性格のおはなし


猫は個性が強い生き物だと思う。

うちの愛猫「いっと君」、愛称いっちゃんはとにかく初めて会った時から甘えん坊である。
猫はクールな生き物とばかり思っていたわたしは心底驚き、本当は猫じゃないんじゃないかと疑い始め、どこかにファスナー等が付いていて他の動物が出てくるのではないかと背中を探ったこともある。

もちろん他の動物は出てこなかった。
にしても、本当に甘えん坊で寂しがり屋だ。


当たり前だが、猫によって性格はそれぞれ違う。育った環境に左右されているというよりかは、「生まれ持ったもの」と説明した方が腑に落ちる。

わたしが帰宅すればリビングのドアの前で待っていてくれて、ただいま、と撫でればおでこをわたしの体にごつんごつんとぶつけて熱烈なお出迎えをしてくれる。
名前を呼べばにゃあと鳴くし、おいでと言えば来てくれる。

極め付けは、わたしが家事や作業に夢中で構ってあげないと、「なんで僕を見てくれないんだ!」と言わんばかりに噛み付いてくる。

他にも、ブラッシングをして欲しい時はお腹を見せてごろんと寝転びこちらをじっと見つめてくるし、悪さをした時はわたしに怒られる前にか細い声と可愛い顔ですりすりしてくる。


あざとい。
かなりあざとい。
わたしは、彼の肉球の上で踊らされているのだ。


これはいっちゃんの個性であり性格だ。
いっちゃんの兄弟猫は現在わたしの母の家で飼われているのだが、もっと大人しくて穏やかな性格だ。同じ母猫から産まれていてもこんなに違う。十猫十色だ。


生まれ持った可愛い個性。
それぞれの猫ちゃんが持っている個性。
性格が違うのは当たり前の事かもしれないが、それを目の当たりにした日には、「うちの子」に対する愛おしさが更に募るだろう。


その子の性格に理解を寄せて、寄り添ってあげる事が、わたしたち猫飼いの使命なのかもしれない。命を育てるという事は、それくらい大袈裟でも良いだろう。

大袈裟な愛を込めれば、猫からも大袈裟な愛情表現をくれるのだから。




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