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ep0 「分けられた世界」の中で、生み出そうとしているもの

はじめに

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「Pen」という名前でWebエンジニアをしています。

今、宮城県石巻市で多目的トイレの場所や詳細が分かるWebマップを一人で作っています。しかし、作っている途中で1人では厳しいことが分かり、様々なお手伝いが必要になりました。それで、私がこのWebマップに掛ける想いを書いて、共感していただき、もしお手伝いできることがあればお声がけいただければ幸いです。

この記事は、10本程度の連載記事となっています。タイトルがまだ未定の記事もございますが、最後まで読んでいただけば幸いです。以下はタイトルです。ざっと紹介します。

ep1 変わった子供時代
ep2 社会のギャップを感じた10代
ep3 パソコンは武器になる
ep4 東日本大震災
ep5 一つの現実
ep6 皆が止める、プログラミング教育
ep7 「卒業」
ep8 だから私はトイレマップを作りたい
future 

前置きが長くなりましたが、本編をはじめます。

分けられた世界から生み出されるもの

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2020年は、すべての人にとって考え深い年になるのだろう。

「コロナ」という大きな問題の中で私たち人間は、分けられることに強い違和感を覚えるようになった。

アメリカでは特定の人種が自分たちの人権を強く訴えている。一方アジアでは、強い政府に向かって民主化を求める若者たちが賢明に声を挙げた。さらに、その国でも特定の人種の文化自体を否定し、自分たちの文化に無理矢理当てはめさせようとしている。

一方日本では、コロナを煩うことで、過度に境界線を求めるようになってしまった。

これほど、分断に走ったことはあまりないだろう。

分けることはすべてが悪いことではない。

もちろん感染症の流行を沈めるためには、ある程度分けて収めることは大切なことではあるし、自粛することも大切なことである。

一方で断定で分けてしまって、話を進めてしまうことに私は非常に悲しみを覚える。どうしてだろうか?

きっと自分自身が「分けられた世界」の中で生きてきたのかもしれない。

私は、「分けられた世界」で生きることになった

「日本って、差別のない国ですね」誰かが、こんな事を言い出した。

本当にそうなんだろうか?

確かに日本は、皆同じ人種で同じ教育を受け、同じ日本語を話し生活している。日本という国は一見差別も生まれない国に見えるかもしれない。

でも考えて欲しい、未だにジェンダー(性別)によっていろいろ分けられたりしていないだろうか。この手のニュースが時より飛び交うのも事実である。

私はフェミニストでもリベラル思考でもない。もちろん保守思考でもない。

でも中立に物事を見てるだけでも多数派と、少数派に別れていき、多数派の意見が社会の中のメインになっている。それが当然のように扱われている。

しかしその見方は正しいのだろうか。私は疑問しか残らない。

どうして私がこうした点に疑問を持つか述べるのなら、私自身が先天性の障害を持って生まれたことにある。

私は障害を持って生まれなければきっとこうしたことも考えないで、一人の日本人の男性として生きていたと思う。

しかし、障害を持って生まれてしまった。

この時から私は「分けられた世界」で生きることになった。

私の人生には、「障がい者だから」がいつも結びつくようになった。この結びついたモノのおかげで私のすべては変わってしまった。

私は、この変わってしまったモノを「差別」と心の中で叫んでいる。そしてこの傷がいつまでも経っても消えることがない。

「分けられた世界」の壁を少しでもなくしたい

こんな私が、今ひとつのウェブサービスを作ろうとしている。

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私が働いている宮城県石巻市の多目的トイレを探すことができるトイレマップである。

「多目的トイレ」と聞いてどんなイメージが沸くだろうか。

一部の人が使うトイレとお考えになるだろうか。

それはきっと、あなたは多数派として幸せに生きてきたかも知れない。それは地球上でも幸せに生きておられる証拠だと思う。

しかし一方で多数派がいれば少数派がいる。すべてが100ではない。

必ず1以上が存在している。その1にも目を留めることで、本当の意味で多様的なサービスを提供できると私は確信している。

そして、このトイレマップのサービスを日本中に広めていくのが、私の目標だ。絶対このサービスは多くの人の助けになる。

どうしてこんな確信が沸いてくるのと思われるだろうか?

それを知っていただくためにまず、私が経験した「分けられた世界」について話させていただきたい。

それを知った上で、自分と同じように「分けられた世界」に生きてきてるすべての人に向けて作ったサービスについて話させていただきたい。

それを知った上で、ぜひこのサービスの必要性を知っていただけるのであれば、このnoteを書いて良かったと思う。

そういう人が集まることで、このサイトがより良いものになればと考えている。

そしてこのサービスをすべての人が活用する世の中になったときに、「分けられた世界」の壁が少しでもなくなることを願っている。

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こちらのサイトを作るに当たって以下のことをサポートしてくださる方を探しています。
・サイトのデザインをしてくれる方
・データーベースの設計をサポートしてくれる方
・石巻市の多目的トイレの写真を撮影してくれる方
連絡先:
一般社団法人イトナブ石巻 Social部門
担当:Pen(菅原洋介)
yows1031@gmail.com

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