教AC-3:司書教諭ってこんなに重かったっけ

教職Advent Calendar 2020の3日目の記事です。

https://adventar.org/calendars/5417

 表記が微妙に違う気もしますが、昨日書いてくださった先輩の表記に準拠して進めていくことにしました。そして遅刻しました。

 皆さん、司書教諭という資格があるのをご存知でしょうか?学校図書館法に定められている”学校図書館の専門的職務を担う教員”に該当します。要するに学校図書館の司書に該当する資格なのですが、実情としては学校司書に対する必須資格ではないという状態になっていることもあり、どちらかというと学校図書館に精通している教員という扱いをされることが多いです(司書教諭以外に何かしらの科目の教員免許も必要になるので)、司書教諭を持っていない学校司書が職員会議に参加できないみたいな話もよく聞いたりはしますがそれは今回の話とはあまり関係がないです。ただ、教員免許に加えて取る資格という関係もあり、筑波大学で取得のために必須で必要な科目は5科目、単位にして10単位だけになっています(司書の場合ですと26単位必要になります)ので、取得を目指すだけだったらそんなに履修や時間を圧迫されずに済むと思っていました。

 「教職または教科に関する科目」にも算入できるので、特に今年度は春日エリアではなくオンデマンド形式で開催することなども相まって、司書教諭資格を取ろうとしていなくとも、その部分の足しに履修している学生も多いのではないかと思われます。ちなみに来年度も最低でも春学期はオンデマンドという話ですから、恐らく来年度履修する場合もエクストリーム移動はせんでええ気がします。気がするだけです。

 …しかし、なんとな~くなんですが、それらの科目の課題が今年度、前年度までに比べて重い気がするんですよね。なぜだかはわかりませんが。ちなみになんで比較できる口ぶりかというと1年の時に同じ科目を受けて出席不足で落としている前科があるからです。

学校図書館メディアの構成

  最初にこの科目の名誉のために言っておくと、1年次に受けていたときはこんなに重くなかったと認識しております。

 何が重いかといいますと、講義スライドの内容、情報量が少ないにもかかわらず課題の内容が毎回初見殺しになっているところだと思います。これは意図としては日本十進分類法や基本件名標目表をちゃんと読め授業時間2限分あるんだから寝てないでということなのでしょうが、曲がりなりにもその週ごとに最後に教員が正解を提示してくれる状態で作業を行うのと、答えがどこにあるのか次の週までわからないような状態で探し物をして2時間で打ち切るのでは、精神的な負荷が大きく異なると思うのですが…

 また、講義スライドの内容量については1年で受けたときもあのぐらいだったので元々そういう物なのですが、当時は対面授業だったのもあり周りにklisの人がいました。なので仲良くなれたりするかの保証はありませんが、後半の演習パートでは最悪彼らの手を借りればどうにか解答までたどり着けるという希望があったわけですね。今年はオンデマンドなのでそんな希望はなかった。対面のときは話し合ったりする機会も多くて、各学生の通っていた学校の学校図書館でこうも毛色が違うとなると司書教諭をやると言っても抱えているイメージが大分違うよな…とかそういう気持ちになったのを覚えています(赤本などが図書館管理のせいでほぼ進路指導室状態になっていた学校や、誰も使わないので数少ない利用者である美術部の生徒用にその専門書ばかり並ぶようになっていた学校…などの例を聞いた)。ですが今年はそういうのもないので、非klisの人間は同じ科目をとっている非klisとダレモコタエガワカラン状態でどうにか協力して頑張るしかないようです。ちなみに何故klisなら分かるだろうみたいな無条件の信頼をおいているのかというと、基本件名標目表の使い方については今受けている知識情報演習(klis2年次必修)でちょうど出てきているからです。

情報メディアの活用

 恐らく今季で最も、そもそも対面授業だとどうなっていたのかが想像つかない科目。

 講義自体はそんなに内容が重いわけでもない(が毎回プリントだの合成音声だの横が見切れている動画ファイルだので方式が様変わりしているため、見ていて少し疲れる)のですが、出席番号をガチで動画の途中(50分あるうちの25分目)とかに挿入したりしており、しかもその意図について課題で聞いてきたりします。まあわからなくもないんですが概念の解説についてほぼ全てを外部リソースに依存することが正解なのかどうかについては少しわかりかねます。後授業途中で教科書を紹介してくださるのはありがたいんですが、課題一つのために教科書を買うことがあるのかと言われると正直ないと思います。

 課題の内容も毎週色々です。動画中に一瞬触れた用語について解説しろとか、最低2000文字で論述しろとか、スライド50枚をすべて作り直せとか、その週少しだけ紹介したMicrosoft Accessでデータベースを作って更に追加機能を入れろ、とかです。ただ課題の内容量はどうにかなるとしても、提出締切が全て1週間しかないということについてはどうにもならない感がすごいです。毎回課題のフォーマットが定まっているのなら書くのに使う時間の尺や日程をルーチン化できると思うのですが、その間に突如パワポ50枚や初見データベース作成とかが挟まると1週間すべての予定を崩されるので正直事前告知をもうちょっと親切にしてほしい感じがすごい。ちなみにこの課題の重さについてはTwitterを見る限り対面授業のときも相当多かったらしいです。春日まで行って課題持って帰る生活…


先生方にも教授意図のようなものが見えないことはないのですが、他の科目と並行して履修する、それも門外漢の多いことが予想される科目でこれをやられると…というのが多い2科目について話させていただきました。本当だったら履修を終えて来年のAdventで書くべきなんだろうけどそうすると19生が取るのに間に合わなさそうなので参考程度ですが書き残させていただいた次第です。

ではまた。

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