コミュニケーション手段も適材適所 ~ メーリングリスト・グループチャットの注意点

チームでのコミュニケーション手段でメーリングリストやグループチャット(SlackやChatwork等)を採用することがあります。

個別のメールやチャットだと必要な人に情報が渡らなくなる可能性があるので、メーリングリストやグループチャットを使うわけですが、もちろん万能ではなく一長一短があります。

確かに漏れはなくなるのですが、それにより情報の流れる量が増えます。
関係者に一斉送信と言いつつ、メインで見てほしい人と参考までに見てほしい人との違いがあります。
逆に言えば、受け取るほうはすべてのメッセージが自分宛て(メイン)に送られているわけではないので、送られてくるすべてのメッセージの読み込み具合にも差が出てきます。
特に上司やリーダーの方は、CCの意味合いで送られてきてメッセージの量も増えてしまうので、流し読みして終わりということもよくあります。場合によってはタイトルだけ見て読み飛ばしてしまうこともあるでしょう。

それを避けるためにメーリングリストのアドレスと個別のアドレスの両方に送ったり、グループチャットでメンションをして、目当ての相手に届きやすくするという工夫されることもあるでしょう。
それでも(全員への返信などで)多用していると、やはり同じことになるので見てもらえなくなることがあります。

送った側からすると、「送ってるでしょ、なんで見てなんだ」と思うこともあるかもしれませんし、「ルールとして決めてるんだからちゃんと見るのが当たり前」という意見があるのも分かります。

ただ、原則論を言ってコミュニケーションが成り立たなくなってしまうのは問題ですし、私はコミュニケーションはそんなものだと思っています。

やりとりを続けていれば、「あー、この人は見てくれない人だな」と分かってくるので、そういう人にはメールした後に電話をして確実に見てもらうよう促します。

「めんどくさい」と思うかもしれませんが、コミュニケーションはめんどくさいものだと私は思っています(笑)
でも、そうやって泥臭くやってでもチームのコミュニケーションが円滑にできてチームが機能していくのが見てとれてくれば、やりがいも感じられるようになってきます。


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