難しい局面を乗り切るために

新型コロナウィルスの感染が拡大して、社会へ多大なる影響を与えています。この厳しい状況により様々な問題が発生し、それに対する判断も下していかなければなりません。

過去の経験のない事態に対して判断を下すというのはとても悩ましいことです。

ITシステムの開発においても依頼されたシステムの納期が短かったり、顧客の要求が頻繁に変わったりするような難易度の高い案件に対応しないといけないといったことがあります。

こういった案件に対応するための開発手法の一つとして「エクストリーム・プログラミング（XP）」というものがあります。

「エクストリーム・プログラミング（XP）」では、以下に示す５つの価値を大事にしています。
この５つの価値は、ソフトウェア開発のみならず様々な難しい状況を乗り切ることにも役立つ考え方なので、ここでご紹介したいと思います。

【コミュニケーション】
当たり前の話ですが難しい局面でこそコミュニケーションが大切となります。

【シンプル】
リスクを気にするあまり様々な観点での議論が交わされ、話が余計にややこしくなることがあります。難しい問題こそシンプルに考える必要があります。

【フィードバック】
柔軟性が求められるような場面は、周りからのフィードバックを受け入れ、すばやくそれに対応していく必要があります。

【勇気】
難しい局面での判断には勇気が必要となります。

【尊重】
勇気をもって出した判断に対しては尊重をしていくべきです。マイナス面ばかりをみて批判されるような環境では勇気を持った判断ができません。

新型コロナウィルス感染拡大による問題への対応についても、柔軟な対応がなされてこの厳しい局面を大過なく乗り切れることを願っています。