開発経験なしでもOutSystems Associate Reactive Developerに合格する方法
著者紹介
こんにちは。まんちゅです。
私はIT企業に勤めており、ある機会に、ローコードツールであるOutSystemsを触りました。1,2週間程の開発経験しかないのですが、Associate Reactive Developer 試験に合格しましたので、そのノウハウをお届けします。
この記事は無料で最後まで読むことができます。
試験の概要
OutSystems Associate Reactive Developer試験の概要です。
OutSystemsの公式サイトに記載されている内容になります。
・試験時間 2時間
・マークシート形式
・出題数 50問
・合格点 70%(50問中35問正解)
試験の範囲は以下の通りです。
勉強方法
以下の3つを実施すれば合格できます。
①公式のeラーニングやドキュメントを徹底的に理解する
②まんちゅ特製のチェック項目を確認する
③試験時に使えるテクニックを活用する
①公式のeラーニングやドキュメントを徹底的に理解する
OutSystems公式が作ったeラーニングがあります。このeラーニングを飛ばさずに全編視聴し、ミニクイズにも全て答えられるようにしてください。
リアクティブWeb開発者への道
https://www.outsystems.com/ja-jp/training/paths/18/becoming-a-reactive-web-developer/
ポイントは受け身の姿勢で受講しないことです。メモを取りつつ動画を見たり、疑問に思ったことは後で調べましょう。Aggregateがよくわからない場合などは、実際にServiceStudioで触ってみましょう。
eラーニングの全てを漏れなく把握するつもりで受講してください。これで試験全体の6割は大丈夫です(合格は7割以上)
また、OutSystems公式のドキュメントを徹底的に見ておくことも大切です。
例えば、
画面とブロックのライフサイクルイベント
https://success.outsystems.com/ja-jp/documentation/11/developing_an_application/implement_application_logic/screen_and_block_lifecycle_events/
このライフサイクルイベントに関する問題は2,3問出題されます。
個人的な感想ですが、重箱の隅をつつくような問題も出題されます。
例えば、On Renderイベントについて以下の文章があります。
この1文を理解し、覚えているかだけで正解できる場合があります。
具体例を出すと「On Readyイベントは画面にあるが、ブロックにはない」が正しいか正しくないかを考える場合です。
理解している人には答えがわかりますが、人によっては「ブロックもOn Readyイベントはあったか?」と考えてしまうかもしれません。ドキュメントを隅々まで見て理解しましょう。
見るべきドキュメントは、
試験の概要に書かれた試験の範囲の「カテゴリ/トピック」を基に、
取捨選択してください。
カテゴリ/トピックとは関係ないものは飛ばしていいでしょう。
②まんちゅ特製のチェック項目を確認する
①をしっかり実施することで試験の6割から7割は得点できるでしょう。
②以降はより得点を伸ばすテクニックです。
私、まんちゅが独自に分析したチェック項目があるので、以下の内容を
確認してください。チェック項目が全て答えられるなら合格はほぼ間違いないでしょう。
ご自身で学んでいただくため、あえて答えを書きません。
チェック項目
01.画面やブロックの特徴の違いを言えるか。画面ではできて、ブロックでは
できないこと、またその逆を説明できるか?
02.各イベント(On Render、On Initializeなど)の特徴を言えるか。
03.例外処理を2つ書いた場合、エラー発生時の実行結果はどうなるか。(大きなフローの枠で1つ例外処理を書き、そのフローの枠の中で1つの例外処理を書いた場合など)
04.Bootstrap Data from ExcelでExcelファイルを取り込んだ場合、テーブルにはないが、Excelにはあるカラムは取り込まれるかどうか。
05.ボタンとリンクの違いが言えるか。
06.通常のEntityとStatic Entityの違いが言えるか。
07.サイトプロパティの使い方がわかるか。また、その値を変える場合、どのツールでどういった手順で行うか。
08.クライアント変数の使い方がわかるか。また、その値を帰る場合、どのツールでどういった手順で行うか。
09.「国」を選択したら、その国の「都市」が表示されるドロップダウンの
実装方法を説明できるか(Aggregateはどう実装する、イベントは何を設定するなど)
10.ロールの設定とセキュリティの関係を説明できるか。(ログイン済みユーザーのみを画面にアクセスできるようにする実装方法など)
以上のチェック項目を答えられるようにしましょう。
③試験時に使えるテクニックを活用する
試験時に使えるテクニックです。
答えのヒントが書かれていないか他の問題文をしっかり見よう
Associate Reactive Developer 試験ですが、他の情報系試験に比べ、出題範囲が狭いです。
ですので、似たような問題がでます。
回答に悩んで保留にしていた問題について、別の問題文にヒントがあったパターンが何回もありました。ヒントというか答えそのものじゃないかという
場合もありました。
回答に悩む場合は、飛ばして後から取り組みましょう。
また、試験はオンラインよりもリアル(現地)で受けるようにしましょう。
他の問題文が見やすい(画面操作より紙の方が見やすい)こともありますし、オンラインはトラブルが起きやすいです。
2023年4月時点では、オンラインのオペレーターは英語で話してきますので、ある程度の英会話能力が必要です。また機器トラブルで受検できないこともあります。リアルで受けることを推奨します。
以上が、合格する方法の全てです。
実際、私は上記の方法で合格しておりますので、みなさんも合格できると
信じております。
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ありがとうございました。
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