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腹鳴恐怖症だった私と吃音症の娘NO.144 義母は1〜2歳児に良く似ている!

昨年施設から再び、家に帰ってきた義母。

月水金は、デイケア、デイサービスに行っている。
今は、家の中も、何となく?回っている?状態というのか・・・

最近、義母を良く見ていると、思うことがある。

88歳の義母と、1〜2歳児はとても良く似ている、ということだ。

つい最近の夕食時、夕方6時ごろから、ご飯を食べ始めた。
その前からどうやら義母はとても眠い様子。
デイケアで疲れた〜といつものように嘆いていた。

いつもよりも、目が細くなり、今にも寝そうだなぁと思いながら、義母と娘と私の3人で夕ご飯を食べていた。

娘は、私が言うまで、義母が寝ながらご飯を食べている事に気づいてなかったのだけど・・・

私は、しばらく、自分もご飯を食べながら、義母の様子を観察するように見ていた。

目は閉じている、時々、すこーしだけ開けては閉じるを繰り返し、でも、ちゃんとご飯や、皿に乗ったおかずも、箸を使い、口に入れ、モグモグしていた。

んー、寝てない、と思いながらも、完全に寝てないか??と思いつつ、またまた、様子を見ていると、目は閉じて、何だか言っている、これは明らかに寝言だ。

そう思ってまた、見ていると、さっきまで、皿の上のおかずを箸でつまみ、食べていたのだけど、ついに、そこは、お皿じゃないぞ!というテーブルの上を箸でつついていた。

笑いを堪えて、娘にばあちゃん見てみて、と言った。

しばらくして、義母は目が覚めた。

『さっき、何か、寝言言ってたよ、寝てたよねー、寝ながら食べてたよ』と言うと、義母は、寝てたと言った。

その光景を見て、息子たちの小さい時を思い出したり、テレビでよくある、1〜2歳児の寝ながらでもご飯を食べるという場面を思いだした。

良く、おじいちゃん、おばあちゃんになると、だんだん子供に戻るとか、だんだん赤ちゃんに戻るなんてことを聞くけど、本当だとつくづく思う。

その話を娘は、登校中、女の子同士話をしたらしいのだけど、『えーっっ 可愛い♡』なんて、言われたらしく、その話を娘から聞いて、逆に女の子らしくて可愛いなと思ってしまった。

よく、バルーンカテーテルをつけているにも関わらず、その尿パックを忘れ、いきなり立ちあがり、行動することもあり、私が他のことをしていると、慌てて、娘が、『ちょっと待って』と、尿パックを持ち上げ、すかさずフォロー。

『ばあちゃん、確かに2歳児くらいの子供に似てる』と言った。
追いかけるのが大変だと・・・
そんなには動き回らないけど、最近、目立ってきているような感じがする。

もう一つ気になるのが、歯が3本しかないけど、歯ぐきが硬くなっているのか、ある程度硬いものも、案外食べれたりする。

そこまでは良いのだけど、施設に入っていた時に、入れ歯を作るからと、歯型を取ったらしいのだけど、家に帰るという理由と、もう、何十年も3本の歯でやってきたのに、今更どうなのかということから、家に帰ると決まった時点で、歯型だけしか撮ってなかったため、取りやめた。

そこまでは良い。
義母は、施設に入っていた時に、〇〇病院に受診しに施設の方に連れて行ってもらっていた。
内科なのだけど。

そこの〇〇病院で、全部入れ歯を入れてもらったと、ご飯を食べ、笑いながら義母は言うのだけど、〇〇病院で入れ歯を入れてもらったと言う義母の歯は、相変わらず3本しかない。

私は、返す言葉を失い、『そうねー、入れてもらったんやね、良かったやん』と言った。

とても疑問に思い、半分、ホラーがかっている、と思いながら、介護を楽しんでいる気がする。

今日も、『歌を歌うのは、吃音にも、お年寄りさんの誤嚥とかにも効果あるんやってー』と私は言っておいたので、家カラオケでも、進んで歌うようになるかもしれないと思っている。

義母はカラオケでなくても、昔々の私の知らない時代の歌を一人で部屋で歌っていることもある。

今の状況をどう捉えるかで、楽しい介護か、楽しくない介護かになるだろう。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました^ ^




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