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イソップ寓話は現代社会でも通用するのか?

今回からイソップ寓話を参考にしながら、気付いたこと感じたことを書いていきます。

初回はイソップ寓話とはについてまとめていきます。

イソップ寓話とは

まず、寓話とは教訓や処世訓、風刺などを動物や他の事柄に託して語る物語のことです。

イソップ寓話は、紀元前6世紀にアイソーポス(イソップ)が作ったとされる寓話です。(アイソーポスという人物が実在したかどうかは不明です。)

特に動物や生活雑貨、自然現象、さまざまな人々(旅人など)を主人公にしたものが有名で「イソップ物語」や「イソップ童話」などとも呼ばれます。

有名な寓話としては「北風と太陽」「アリとキリギリス」「金の斧・銀の斧」などがあります。

イソップ寓話の形成には3つの段階があるとされています。

第1期では、多くの作家や弁論家が説得の手段として寓話を使用していました。

ヘレニズム時代(第2期)では、作家や弁論家に素材を提供するために、これらの寓話を一つにまとめた散文の寓話集が成立しました。

第3期では、寓話集が韻文に書き直され、単なる素材ではなく文学としての寓話集が成立しました。

つまり、イソップ寓話とは紀元前6世紀(現代から約2600年前)に作られた教訓や処世訓で、それぞれの時代で教訓や処世訓としてカスタマイズされてきたものと言えます。

その寓話が現代社会でも通用するのかどうか、そんなことを感じながら、寓話を読み感じたことをこれから書いていきたいと思います。

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